潮干狩りに必要な持ち物
続いて潮干狩りに必要な持ち物を紹介していきます。
熊手と網袋
砂を掘り起こすための熊手(くまで)と、取った貝を入れる網袋は必須。これらは、ほぼ潮干狩り場の売店などで購入可能です。潮干狩り場ではレンタルが可能なところや、料金に含まれる場合もあるので事前に確認しておきましょう。また、ザルやカゴなどもあると砂ごと入れて効率的にアサリを見つけられます。
履物・着替え・手袋
水周りで座った姿勢で作業するので、濡れたり汚れたりするのは仕方がないことです。履物は長靴か、サンダルを履き、着替えも必須になります。潮干狩り場には更衣室が設置されているところもありますが、こちらも念のため事前にチェックしておきましょう。手を切らないように薄手のゴム手袋などもあるといいです。
防水バッグ
貴重品やスマートフォンを持ち歩く場合、防水バッグやジップロック等に入れて濡れないようにする必要があるので忘れずに。
氷・保冷剤
貝とはいえ、気温の高い時期なら保冷は必須となります。休日の帰り道は混雑しやすく、渋滞も避けられません。電車で出かけた場合でも、クーラーにはペットボトルに水を入れて凍らせたものや、保冷剤を忘れずに入れておきましょう。
また、砂抜き時に現地の海水を使うと砂を吐きやすいので、海水を汲むための空のペットボトルもクーラーに入れるなどして持っていくといいでしょう。さて、次は本題のアサリの探し方を詳しく解説していきます。
アサリを探すコツ
アサリを多く採るには、アサリの多い場所を見つけることが当然ですが重要。沖の深いところでは大きいものが採れますが、数を稼ぐなら潮がいち早く引く、波打ち際のほうがいいことも。
掘ったポイントのアサリの大きさと密度を見ながら、次の点を頭に入れてポイントを探してみましょう。
海底の起伏
砂浜の底は海流や波の影響により、岩のある場所や、海藻が生い茂る場所もあります。アサリが一番溜まりやすいのは沖にできる砂山の斜面。
一級ポイントは岸から見てカケアガリになるところで、波の影響が少なくてエサのプランクトンや有機物が流れて漂うよどみに集まります。手付かずの場所なら大型がザクザク採れる可能性は大きいです。
こまかく探ろう
人が入ると大型は少なくなり、しまいには稚貝だけになってしまうことも。キープサイズがある程度交じるポイントを見つけたら、我慢して選別しながらその周辺をくまなく掘るのが堅実な採り方になります。
人間一人が漏れなく掘れるのはせいぜい半径1m。濃い場所なら少しズレただけで居残りアサリが採れる可能性は上がるので、こまかく動いて周囲を探りましょう。
障害物周りも狙い目
障害物周りは条件次第でアサリが溜まりやすいほか、人の手が入りにくいのも大きな魅力です。例えば死貝の貝殻が集まっているポイントなどは、人の目では完全に選別しきれないので、先にだれかが掘っている場合でも生きた貝が多く残っている可能性が高くなります。
また、岩場のかげやテトラポッドの間など、アサリが残っていそうな穴場を探してみるのもオススメです。
アサリの目を見つけよう
アサリの目とは、砂に隠れた貝が水管を伸ばして海水を吸い込み、エサの有機物やプランクトンをこし取って吐き出したときにできる小さい穴のこと。3mmくらいまでの小さい穴が二つぴたりと並んでいます。
アサリが密集している場所は砂の目がこまかく、条件のいいところでは無数の穴が空いている場合が多いです。見つけたらすぐに掘り出して調査しましょう。
掘る深さは表面だけ
アサリは通常、水管を伸ばしたときに砂から出る程度の深さに潜っているので、小さい貝なら1cm、大きな貝でも3cm掘ればいいでしょう。それ以上の深さにいる貝は基本的には死んでいることが多くなります。