夜なら狙えるのでは?
食事中に考えました。「本当にここには魚がいないのだろうか?」さっき自分のルアーに近づいてきた魚がシーバスだったとしたら実はこの場所には「魚がいない」のではなく「魚はいるが食う気になっていなかっただけではないか?」。
確か常夜灯もありました。これは夜行性のルアー対象魚にとって絶対にプラスだ。夜釣りでの好機は絶対にあるはずだ!と考えたのです。
再釣行で20cmカサゴ登場
食事をしながらさっきの検証をするためにもう1度釣りに行きたいと家族を説得して、1時間限定で釣りに行けることになりました。
釣り場に到着して第1投、今度は何やらこつこつとコンタクトがあります。さっきまでの貧果が尾を引き、アタリを「ゴミ?」と疑いながらワームを引いてくると、ほとんどトップに近い状況でルアーにアタックしてくる魚の姿が見えたのです!
「やっぱりいた!」「これなら絶対釣れる!」とここで確信しました。釣れた魚はカサゴ。サイズは20cmでした。水深3m以上ありそうなこの場所で表層までルアーを追ってくるなんて、自分の住む関東でもそれほどあることではありません。それだけ魚の活性が高いということでしょう。
沖目を狙いメバルヒット
気をよくしてさらにキャストするとさっきと同じようにほとんどトップでまたまたカサゴ。今度は18cmでした。「これだけ魚の活性が高いのならメバルも同じなはず」と思って周辺にキャストを繰り返しますが、メバルからの反応はありません。そこで潮通しが良さそうな場所に少し移動して釣りを再開します。
常夜灯の沖目の暗がりにキャストするとここでもこつこつとアタリがありました。釣れたのはシロメバル14cm。やった!狙い通り!
22cm頭にメバル連発
次は再現性があるかです。同じ場所にキャストすると……。同じサイズのシロメバルがまた釣れました。そこに小メバルの群れがあることは分かりました。
次はサイズアップです。さっきの場所にキャストしカウントダウンしてワームを沈めボトム付近を探ります。しかし今度は反応がありません。小物の下に大物が控えているわけではなさそうです。
「大型はどこだ?」と考え今度は手前の明暗の境に落とし込みます。するとボトム付近でヒット!釣れたのは18cmのシロメバル。サイズアップ成功です。その後同じように障害物の陰や明暗の境を探ると、20cm×2匹、22cm×2匹を追加することができました。
ここでタイムアップ。まさに爆釣。魚が釣れないなんて嘘のような釣果でした。さっきの地元の人に教えてあげたかったなあ(笑)