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山岳料理「ロクロ・デ・パパ」「クイ・アサード」
アマゾン料理「アヤンパコ」「カラチャマ・フリターダ」
山岳料理「ロクロ・デ・パパ」「クイ・アサード」

「ロクロ」とは、ケチュア語の「RUQRU」が由来。インゲン豆や南瓜、トウモロコシやじゃがいもを煮込んだスープを指します。
南米一帯のアンデス地域で暮らすケチャ民族の伝統料理ですが、この料理も国により全く異なります。
エクアドルの【ロクロ・デ・パパス】は、じゃがいもや牛乳ベースのクリーミーなスープに、アボガドとチーズを上にのせて提供されます。
チーズやアボガド好きの女子にはお勧めの一品です。
山岳地方の料理ですが、他の場所でも好まれ調理されております。
各家庭やお店により味は様々、個性が表れる一品です。
是非、食べ比べてみてはいかがでしょうか?♪


「クイ」とは、テンジクネズミ。モルモットの原種です。
アンデス地方では、プレ・インカ時代からたんぱく質が豊富という事で飼育し、消費されています。
お祭りやお祝い事で必ず提供される少しお高めの一品。
豚のラードやアチョーテの種油に味を施し、油を何度も塗りながらクイの丸焼きを仕上げていきます。【クイ・アサード】は、鶏肉と比べると更にしっかりした肉自体の味を感じられます。
ジビエ好きの方には、試してもらいたい一品です。
アマゾン料理「アヤンパコ」「カラチャマ・フリターダ」


【アヤンパコ】 この料理はスペイン統治前から存在する伝統料理です。
モロナ・サンティアゴ県の伝統料理で、鶏肉と長ネギ、「パロミート」と言うヤシの新芽やコリアンダー等を「ビハオ」というバナナの葉で包み、蒸し焼きにする料理です。
ジューシーなお肉に、ユカ芋、トマトと玉ねぎのサラダを添えて一緒に食べます。
昔は一切調味料を使用しなかったようですが、旨味たっぷりの料理なので味付けなしでも十分美味しく頂けます。

【カラチャマ】(別名:カラチャ、コロンチョとも言います。日本では同亜科をプレコと言います。)
甲冑を被り、古生物の姿形をする生き物・・・。
先史時代から地球に存在し、身体の裏にある吸盤を利用し、川底に張り付きながら水に潜んでいます。
アマゾン地域の川魚で、地元ではよく売られております。
外の殻を剥いで中身を食べるのですが、意外に美味。白身でクセもなく繊細で美味しい味でした。見た目に騙されずに試して頂きたい一品です。