天ぷらの語源は?

和食の代表格「天ぷら」の語源とされる説はたくさんある!しかもそのほとんどが外国語!!
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは、天ぷらの語源について見ていきましょう。

ポルトガル語の” tempêro”から来たとする説

天ぷらという名前は、ポルトガル語から来たとする説があります。
特に調味料を意味する"tempêro"が語源として考えられています。

また、ポルトガル語では調味料を加えることを"temperar"と表現します。
これもまた、天ぷらの語源ではないかとされています。

「斎日」を意味する語から来たとする説

天ぷらにはスペイン語・イタリア語から来たとする説もあります。
その言葉とは、「斎日」を指す"témporas"です。

カトリックでは、食事の量を控え節制する「大斎」と肉や卵、乳製品などを口にしない「小斎」という日があります。
これが天ぷらの由来とも考えられています。

精進料理を指す「templo」から来たとする説

天ぷらは、別のポルトガル語から来たとも考えられています。
それが、精進料理を意味する"templo"という単語です。

日本の寺院では古くから、油で揚げる調理法が伝わっていました。
そのことから、「斎日」や「精進料理」を意味する言葉から天ぷらというようになったとも考えられているのです。