シチリアというと、海の幸を使った料理に目が行きがちですが、実はスイーツの宝庫。シチリア人は、老若男女問わずみんなドルチェ(スイーツ)が大好きです。どんな小さな町でもお菓子屋さん(Pasticceria)があり、各家庭でスイーツは絶対ここで買う!という行きつけのお店もあるほど。
今回はシチリアに来たなら絶対食べて帰りたいシチリアスイーツを、おすすめ店とともに厳選して5つご紹介します。
目次
1. カンノーロ・シチリアーノ(Cannolo Siciliano)
2. カッサータ・シチリアーナ(Cassata Siciliana)
1. カンノーロ・シチリアーノ(Cannolo Siciliano)

シチリアを代表する郷土菓子。シチリアに来て、カンノーロを食べずに帰るというのは、日本に来た外国人が寿司を食べずに帰るのと同じです。
筒状の生地に、リコッタチーズのクリームがたっぷり詰められたこのお菓子。生地のサクサク感となめらかなクリームの相性がたまりません。シチリア人も大好きなこのお菓子は、映画『ゴッドファーザー PART III』にも登場しているほどです。
購入時の注意点としては、必ず、注文が入ってからクリームを詰めてくれるお店で買うこと。クリームを詰めた状態で売られているものはサクサク感が失われているので避けてください。
おすすめ店のダモーレはタオルミーナの町を代表する名店パスティチェリア。ショーケースには1口サイズの可愛らしいお菓子がたくさん並び、目移りしてしまいます。カンノーロはもちろん後詰めなので、直接店員さんに注文してください。

おすすめ店
Pasticceria d'Amore/パスティチェリア・ダモーレ(メッシーナ県タオルミーナ)
- 住所:Via Costantino Patricio, 28, 98039 Taormina ME
2. カッサータ・シチリアーナ(Cassata Siciliana)

見た目も可愛らしい、甘いもの好きにぴったりのケーキです。緑色が鮮やかなマジパンの中には、スポンジケーキと甘いリコッタクリームが入っています。たくさんのレシピが存在するこのケーキは、美味しいお店を見つけるのがとても難しいのですが、だからこそ意地になって探してしまうほど魅力が詰まっています。
お店によっては1口サイズのものもありますが、周りのマジパンがとっても甘いので、少なくともテニスボールサイズほどの大きさのも選んだ方が、スポンジケーキとクリーム、マジパンのハーモニーをより楽しめるのでおすすめです。
おすすめ店のカフェ・シチリアは1892年から続く老舗で、その地域では知らない人はいないほど。カッサータだけでなく、どれを食べても間違いない美味しさです。

おすすめ店
Caffè Sicilia/カフェ・シチリア(シラクーサ県ノート)
- 住所:Corso Vittorio Emanuele, 125, 96017 Noto SR