「Jimdo(ジンドゥー)」というサービスをご存じだろうか。Jimdoは、一言で言うとホームページ作成ツールである。インターネット上で情報を発信したい場合、SNSやメールマガジンなどの手法もあるが、ホームページを利用した発信法は今も昔も定番の手段である。そんなインターネットでは定番のホームページを、知識がなくても作成でき、無料でインターネットに公開できるサービスが、今回紹介するJimdoだ。
直感的に作成可能
この記事では、Jimdoのサービス内容やメリットとデメリット、サービス料金について紹介する。
ホームページを作成する際に求められるスキルとして、HTMLやCSSといったプログラミング言語の理解が必要である。しかし、Jimdoの場合、プログラミング言語が分からなくても問題なくホームページを作成できる。
なぜなら、ホームページの雛形(テンプレート)が用意されているため、数あるテンプレートの中から自分が作りたいイメージに合ったものを選択していけば良いからだ。
もちろん、テンプレートをそのまま使う必要はなく、さらに自分好みにカスタマイズしたり、必要に応じて機能を追加することもできる。例えば、ホームページ内にユーザーから問い合わせができるような「お問い合わせフォーム」を追加する機能などがある。
HTMLやCSSといったプログラミング言語の知識は不要で、ドラッグアンドドロップといった直感的な操作で作業できる。Wordなどの文書作成ソフトのような感覚で、手軽にホームページを作成できるのだ。
AIビルダープランとクリエイタープラン
Jimdoでホームページを作る方法には、「AIビルダープラン」と「クリエイタープラン」の2種類がある。AIビルダープランとは、AI(人工知能)機能を使ってホームページを作成する方法である。
具体的には、AIからの質問に回答するだけで、ホームページが完成するプランだ。AIビルダープランでは、こだわったホームページはつくれないものの、手軽にホームページが作成でき、簡単に更新することが可能だ。
一方のクリエイタープランは、ホームページのデザインなどのイメージが、ある程度出来上がっている場合、自分好みにカスタマイズできるプランである。もちろん、ここでもHTMLやCSSなどの知識は必要ない。
なお、HTMLやCSSなどの知識を生かして編集することも可能である。クリエイタープランでは、ブログ機能やオンラインショップ機能が利用できる点も大きな特徴である。
AIビルダープランは、あくまでもホームページ作成のみであるため、ブログやネットショップなどを検討しているのであればクリエイタープランを選択する必要がある。
AIビルダープランとクリエイタープランの選択に迷うようであれば、クリエイタープランをおすすめする。AIビルダープランは、すぐにホームページが作成できる代わりにカスタマイズがほとんどできないからだ。
ホームページを作りたてのうちは気にならない部分も、ホームページの運営に慣れてくることで修正したい場所がでてくるのは自然である。クリエイタープランであっても、Wordなどの文書作成ソフトと同じような感覚でホームページが作成できる。
AIビルダープランとクリエイタープランは異なるサービスのため、サービス間でコンテンツの移動などはできない。どちらかのプランで迷うのであれば、クリエイタープランで利用を開始するのがおすすめだ。