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イタリアでのクロスタータエピソード
イタリアの味を日本で再現しよう!
イタリアでのクロスタータエピソード
娘の学校では、誕生日に学校にケーキを持って行ってクラスでお祝いができるのですが、お母さんやお婆ちゃんが作ったクロスタータを持ってくる子もいるんだとか。このレシピに限らず、義母はすべて目分量で手際よく調理していくのですが、イタリアに来た当初、いちいち「それは何グラムくらい入れるの?」と私が聞く度に、「うーん、コップに2杯くらいかしら?」と困った顔をしていたのが思い出されます。
イタリアの味を日本で再現しよう!
サクサクしたタルト生地にジャムをのせて焼いたお菓子。バール、お菓子屋さん、スーパーでも必ず目にする、イタリアでは定番のお菓子です。お友達や知人にも好評な、義母の秘伝レシピをご紹介します。
Crostata alla Marmellata/クロスタータ(ジャムのタルト)
日本での実現可能度:★★★★★
簡単です。
材料(8人分、タルト型24cm)
・薄力粉 ............................................. 200g
・ベーキングパウダ........................... 大さじ1
・無塩バター .................................... 100g
・砂糖 ................................................ 50g
・卵 ................................................... 2個
・ジャム ............................................. 250g
・レモンの皮のすりおろし ............... 1/2個分
作り方(調理時間:60分)
1. 薄力粉はベーキングパウダーと合わせてふるいにかける。
2. 卵は黄身と白身に分け、白身はよく泡立ててメレンゲ状にする。
3. 卵の黄身と砂糖を合わせ、泡だて器でなめらかになるまで混ぜる。
4. 室温でやわらかくなったバターを3.に加え、よく混ぜる。
5. 4.に1.を加え、ゴムべらで合わせる。
6. 5.に2.を少しずつ加えながら、サックリ混ぜ、レモンのすりおろしも加える。
7. タルト型にバターを塗り(分量外)6.の生地3/4を敷き詰める(生地が柔らかすぎる場合は、打ち粉をしながら)。
8. 7.の底の部分一面にフォークで軽く空気穴を開け、端1センチ程残して生地上にジャムを敷き詰める。
9. 残りの生地を伸ばして表面に格子状に飾り、180度のオーブンで30分程焼く。
作り方のコツ
手順 6.で生地にメレンゲを加えますが、なるべく泡を潰さないように混ぜ合わせるのがコツ。生地は柔らかめで、タルト型底部に敷くのは簡単ですが、上部の格子状の飾りを形成しにくい場合は、薄力粉を少しずつ足しながら調整します。