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ナイトツアーでアマミノクロウサギに出会う
奄美大島のグルメ
ナイトツアーでアマミノクロウサギに出会う
奄美大島には珍しい動植物が数多く生息しています。
今回、夜の山の中を車で巡るナイトツアーに参加しました。
動物は夜に行動することが多いので、動物を車で轢かないよう注意を促す標識があちこちに建っています。この写真の絵はアマミノクロウサギです。
※アマミノクロウサギ:ウサギ科アマミノクロウサギ属のウサギ。日本の奄美大島と徳之島のみ生息する絶滅危惧種。
アマミノクロウサギに出会えました。
ウサギというよりは大きなネズミのような体型で、耳は小さくずんぐりしています。動きが愛らしくてかわいいです。
逃げていく姿、特に後ろ足の動きがかわいい。ガイドさん曰く「あれ、怒ってるんですよ。『おい、ライト当てるなよ~』なんて思ってるんでしょうね。」なるほどそういえば、プンプンしながら後ろ足を蹴ってるようにも見えました。かわいい~。
道路上に出てくることもあり、車に轢かれたり、野生の猫に食べられたりするそうです。かわいそう。。。
ナイトツアー中でも1羽も観られないこともあるそうですが、私は5羽見ることができてラッキーでした。
奄美大島のグルメ
郷土料理 かずみ
奄美大島には素朴で体に良い食べ物があります。今回、地元の有名店「郷土料理 かずみ」で奄美大島の料理を堪能しました。
「かずみ」は中心街 名瀬から少し外れた静かな通りにあります。奄美大島料理とシマ唄を楽しめる老舗料理屋です。
お店に入ったのは18時45分頃。料理がひととおり出て食べて飲んで一段落した19時半くらいからシマ唄が始まるのが流れだそうです。
カウンターの席についたら、こちらの膳が用意されていました。
左上から、豚の耳、はんだま(モロヘイヤのような粘りのある野菜)の和え物、きのこ(だったかな?)
左下に下りて 椀に入った豚みそ、タイモ、さつまあげ、いものつる(緑色の山菜)、もずく酢の物。
たかさご(沖縄でいうグルクン)の唐揚げ。頭からがぶっといけます。香ばしくてサクサクしています。
まぐろ、いかの刺身。奄美では近海まぐろが獲れるそうです。
とんこつ(豚肉、厚揚げ、野菜)。やや甘めの味。ダシが効いていて美味しかった。お酒やご飯の最強のお供です。
いや~すべての料理が美味しかったです。手作りで優しい家庭料理でした。それにしてもすごいボリュームでした。実際食べきれないお客さんも多く、食べ残したら持ち帰りにしてくれるそうです。奄美大島では、客人が来た時、食べきれないほどの量を出してもてなすそうです。全部食べ切ると「足りなかったのかな」と心配になるそう。中国と似ていますね。
食事がある程度落ち着いたら、いよいよシマ唄の始まりです。
「島唄」というと沖縄をイメージする人が多いでしょう。私もそうでした。
しかし発祥は沖縄ではなく奄美大島なのだそうです。
そして島唄ではなく、シマ唄が正しいそう。シマとは島ではなく「集落」を意味する言葉で、シマ唄とは島の唄ではなく、各集落の歌なのだそうです。
単にシマ唄を聴くだけでなく、お客さんも太鼓を叩いたりして参加することもできます。そして最後は立ち上がって踊ります。
ちなみにここで踊っているのは初めてこの店に来て、出会った人たちだそうです。とてもそうとは思えない一体感が生み出されていて、信じられないくらい楽しく盛り上がっていました。
「かずみ」女将、西 和美さんです。奄美大島で知らない人はいないほど有名なシマ唄の唄者です。
初めてのお客さんにも気さくに話しかけてくださいます。
こういうお店はひとりで来ると浮いてしまいそうと腰が引けてしまいそうですが、若い女性のひとり客もいてすぐうちとけられます。店内がひとつになったような、田舎の実家に帰ってきたような心地よいひとときでした。
奄美大島の優しさとおもてなしをたっぷり感じることができた楽しい夜でした。
奄美薬膳 つむぎ庵
カヌー体験を楽しめるマングローブパークにほど近い(歩いては行けません)道路沿いにある薬膳そば屋「つむぎ庵」。
こちらで食べた「薬膳そばまんぷくセット(1,850円)」です。
左上から黒豚なんこつ、そばの実を炊きこんだそばの実ご飯、自家製タレにつけこんだ唐揚げ、
奄美の薬草(シマ桑、ハンダマ、長命草)の天ぷら、薬草を練りこんだそばのセットで、ボリュームたっぷりです。
薬草というと香りがツーンと来るのか、と思ったらそんなことはなく、食べやすい味でした。そばはつゆにつけずに食べてみると、ほんのりヨモギのような味がしました。
デザートには奄美大島特産の甘いタンカンが付きます。