実釣に役立つ技術

例えば実釣で120m(約5色)の距離を投げる場合、スポーツキャスティングに取り組んでからは、以前に比べ力まずに楽に投げられるようになった。当然、方向性も良くなるし、疲れにくくなる。

さらに、自身でよりはっきりと実感できたことは、ミスキャストでオモリを飛ばしてしまったり、道糸のガイド絡みや仕掛けを絡ませるといったライントラブルが激減したことである。

『釣りクラブ』って何? 【活動内容・メリット・ルール・入会方法を解説】サーフの様子(提供:TSURINEWSライター牧野博)

キャスティングのトラブルを減らすことができると、釣果は確実に安定・向上する。とくにキャスティングが大きな位置をしめている投げ釣りの場合にはそれがいえる。遠投だけでなく、ニアポイントで秋ギスやハゼを狙う場合も、トラブルの少ない投げ方をマスターしていれば、短時間でも効率よく釣ることができるのである。

いまも投げ釣りを続けているが、40代の時に比べ、飛距離はそんなに低下していない。当時と比べ、竿はさらに細身軽量になり、投げやすくなっていることは確かであるが、クラブでのスポーツキャスティングの取り組みは、キャスティングという投げ釣りの基本的な技術を、確実に私に定着させてくれたと思っている。

投げ釣りクラブ入会方法

投げ釣りクラブに入りたいと思った場合、インターネットや釣り専門紙などの情報をもとに、自分に合ったクラブを探すことができる。そこの連絡先とコンタクトを取って、入部することができる。

ゲスト参加も可能

また、初めて投げ釣りクラブに興味をもった場合、ゲスト参加させてもらうという方法がある。

ある程度の規模で活動しているクラブなら、サイトを持っていて、そこに月例会の様子や連絡先なども記載されている場合が多い。とりあえずそこで連絡を取り、月例会などにゲスト参加させてもらって雰囲気を確かめることが可能だ。また、近くに同じ釣り(例えば投げ釣り)を楽しんでおられる知り合いの方がおられ、その方がどこかのクラブ員だったなら、その方からクラブの会長さんに連絡してもらってゲスト参加させてもらうという方法もある。

釣りの楽しみ方が広がる

釣りというのは気軽に始められて一人でも、複数人数でも楽しむことができるという、他にない特徴を持った趣味である。その中に釣りクラブという楽しみ方が加われば、自身の釣りの世界がより幅広く、深くなる。釣りに入門し、ある程度経験してこだわってみたいジャンルが見えてきたアングラーにとっては、技術が向上し、楽しい釣行が体験できると思う。

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<牧野博/TSURINEWSライター>

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