ウォームアップシーツ|モンベル

持って行けば大活躍!機能性に優れたおすすめのキャンプグッズ
(画像=『BCN+R』より 引用)

ウォームアップシーツ

 モンベルの「ウォームアップシーツ」は寝袋の中に入れて使用するベッドのシーツのようなもので、伸縮性・保温性に優れ、超軽量で持ち運びもラクな万能シーツです。インナーシュラフとも呼ばれるもので、キャンプにおいて最も重要な寝る時の快適さをアップしてくれるギアです。

 価格は5280円。総重量は203g、縦184cm×幅77cmのサイズなので、身長175cm前後であれば快適に使用できるでしょう。アイロンがけは禁止ですが、通常の洗濯機での洗濯は可能で、他の衣類に比べると乾くのも早いです。クリマプラス メッシュという素材で、風雨の侵入を防ぎ、汗を素早く放出してくれる通気性も良いシーツです。

 テントマットの上に敷きパッドを敷いて、その上にインナーシュラフを入れた寝袋で寝れば、そこそこ快適な寝床が出来上がります。枕もあった方がいいですが、高さ調整だけであればハンドタオルを重ねるだけでも枕にできます。

敷きパッドや耳栓|寝るときの便利なグッズ

 テントを設営しただけでは、テントの床のすぐ下はゴツゴツした地面なので寝袋一つで寝るには厳しいです。初めてのキャンプでこそ、テントマットと敷きパッド、タオルケットやブランケットを用意しましょう。どこのメーカーのマットでも問題ないですが、妥協はせず夏は涼しく、冬は完全防備で眠れるように準備しましょう。

 寝袋から出ている頭部が冷えて眠れない場合もあるので、頭まで覆えるタイプの寝袋で、しかも寝袋の中にインナーシュラフを入れられるくらい余裕がある寝袋を選びましょう。体のサイズギリギリではなく、少し余裕があるサイズの方が良いです。寝具に関してはキャンプ用品店で試してから購入することを強くおすすめします。実際に入ってみて、中にインナーシュラフを入れられるか、湯たんぽなどは入れられるか、体がギチギチにならないかをチェックしてから体に合うものを選ばないとキャンプの楽しさが半減します。

 初心者であれば、最初はグランピング施設を利用して、テント泊・寝袋に慣れるのがおすすめです。グランピング施設なら専用の寝具が置いてあることが多いため、テント泊がきつい場合は施設のベッドで体を休められます。テント泊では地面の硬さや寒さが厳しいため、敷きパッドで少しツラさが軽減されます。

 大自然の夏の山の夜は想像以上に賑やかです。カエル、バッタ、カナブン、雨風の他、動物の鳴き声がすることもあります。周囲の音は聞こえていた方が良いですが、ある程度管理されているキャンプ場では夜通し見張りを立てるほどではなく、虫と雨風の音さえ気にしていればなんとかなります。それでも夜の騒がしさが気になる場合には耳栓を活用しましょう。あなたの耳にあった、長く付けていても耳が痛くならないものを見つけておくのがおすすめです。

 また、安全面に不安がある場合は夜の間だけテントの内側から施錠することで少し安心です。特に女性のソロキャンプでは、周囲の虫よりも同じキャンプ場にいる利用者の方が危険であるケースもありますので、深夜の安全を守れるよう充分注意してください。不安がある場合は、いきなりサイトキャンプをするのではなく、安全なグランピング施設で経験を積んでからガチのキャンプに挑みましょう。