黒坂岳央です。

「健康のために砂糖のとりすぎは控えよう」、これほど頭では分かっているけどやめられないことはないだろう。自分自身も昔は苦戦し、食べすぎて後悔するを繰り返す周期が定期的にあった。

New York Timesの記事How to Stop Eating Sugarに砂糖のとりすぎを抑える内容が掲載されていたので、読んで感じたことを筆者なりの見解を交えて取り上げたい。

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砂糖をとりすぎる弊害

まずは砂糖をとりすぎる弊害について知識として理解が必要だ。砂糖をとりすぎることの何がダメなのか?その理由の1つは「食べ過ぎを誘発するから」である。

わかりやすく、ドッサリと砂糖が入っているお菓子や菓子パン、ジュースなどの他にも、食パンやドレッシング、うどん、寿司、卵焼きなど特に外食をする上ではありとあらゆるものに砂糖が使われている。

外食をする上で砂糖の不使用を回避することは不可能に近い。健康的なイメージの強い和食でも砂糖はたくさん使われている。そして砂糖が使われる食事は脳の報酬系を刺激するので、一言でいうと簡単に幸せになれる。だからつい食べすぎてしまうし、同じ食事を何度もリピートする。食べ過ぎは、あらゆる生活習慣病の入り口なのでまずこれがいけない。

そして砂糖はあらゆる活動におけるパフォーマンスを大きく下げる。デスクワーカーは睡魔と戦うことになるし、立ち仕事でも集中力の低下、血糖値の乱高下が引き起こすイライラや虚脱感などである。午後の仕事を台無しにしてしまう最大の理由は大抵は砂糖のとりすぎだ。