復職後最初の1年は、50点取れれば目標達成だと考える
最後に職場復帰後最初の1年に特に注意したいことを伝えたいと思います。
久しぶりの復職で「周りに迷惑かけないように頑張らなければ」と目標を高く持ちすぎないことです。実際想像した半分も働けないと思うくらいでちょうどいいのです。それは家事や育児も同じです。
「完璧を目指さない」「全部やろうとしない」これが大原則です。
個人的な意見になりますが、復職者を受け入れる会社も同じように「最初の1年は半分働ければよくやった」くらいに思って、働きながら子供を育てるという人生初めての挑戦に奮闘する社員を温かく見守って欲しいと思います。
4月からの職場復帰で色々と不安な方も多いでしょう。法的権利を知った上で、職場にも配慮しながらうまく勤務先と調整してください。
フルタイムと時短勤務の選択、復帰後のキャリアなど、復職後に悩みは尽きないものです。
復職後にイキイキと働くことができるように、復職後の働き方の参考にして頂ければと思います。
桐生 由紀 社会保険労務士 大学卒業後、大手財閥系企業の管理部門業務に従事。第1子出産を機に専業主婦になるが、配偶者の急死により二人の子供を抱えてシングルマザーになる。Authense法律事務所に再就職し、法律事務所と弁護士ドットコムの管理部門の構築を牽引する。その後、Authense社会保険労務士法人を設立し代表に就任。現在は、弁護士法人でHR部門を統括しつつ、社会保険労務士法人の代表として複数のクライアントを支援している。プライベートでは男子3人の母。 コロナ禍で露呈した「使える士業」と「使えない士業」の決定的な違い(横須賀 輝尚 経営者) コロナ5類移行で外国人労働者の争奪戦が始まる(小島 健太郎 行政書士) 過去最高の税収68兆円より社会保険料が多い理由。(中嶋 よしふみ FP) 変動金利は危険なのか? (中嶋 よしふみ ファイナンシャルプランナー) SHOWROOMはなぜ六期連続で赤字に陥ったのか? ~ライブ配信アプリのビジネスモデルとその弱点~(中嶋 よしふみ ウェブメディア編集長)
編集部より:この記事は「シェアーズカフェ・オンライン」2023年3月31日のエントリーより転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はシェアーズカフェ・オンラインをご覧ください。