ゴミは必ず持ち帰る
渓流釣りに限らず当たり前のことだが、出たごみは必ず持ち帰ること。ここでは著者が現地で実践していることを紹介しよう。
ゴミを出さないように釣る
食事は車付近で行い、ゴミ袋に入れて持ち帰る。飲み物はペットボトルとし、ビクに収納しておくか、ドリンクホルダーで固定しておく。飲み終わったら、移動の際に車で新しいものと取り換えるのがオススメだ。
仕掛けのゴミはマナーボックスへ
著者は第一精工社のストリングスワインダーを愛用している。これはダメになった仕掛けを手軽に収納できる、最高の便利アイテムだ。その他、各メーカーが発売しているマナーボックスがあれば、小さなごみなどは全て持ち帰れる。
ルアーは予めボックスへ
ルアーで釣る場合、ルアーのパッケージは釣行前に処分し、ルアー本体はボックスに収納しておく。こうすればゴミが出ないし、何より釣り場ですぐに使用できる。
根掛かりは出来るだけ回収
渓流は浅い場所も多いので、危険が少ない場所であれば、安全を確保した上で可能な限り回収しておこう。そもそも、根掛かりを取ろうとした時点でそのポイントはダメになっている。
そのため、渓魚の警戒云々を気にする必要はない。エサ釣りの場合、根掛かりした岩や水没した木の枝等を蹴飛ばせば、無傷で外れる事も多い。
小型はリリースし、必要以上に持ち帰らない
著者のようにキャッチ&イート派のアングラーは、必要な分だけ持ち帰るようにしたい。詳しくみていこう。
規定サイズに注意
渓魚は漁協によって規定サイズがある。基本は「12cm以下はリリース」となっている場所が多いが、そもそも15cm以下は食べるところも非常に少ないので、出来るだけリリースしてほしい。
著者の場合、4月までは16cm、5月以降は18cmと決め、1~2食で食べきれる分だけキープしている。食べきれない分は優しくリリースしよう。
針を呑みこんでしまったら
魚体に触れないようにしつつ、素早くラインをカットしてリリースすれば、時間経過とともに針が取れて生き残れる可能性が高い。
だが、掛かりどころが悪い場合や、釣りあげた時点で血を吐いてしまっている場合は、きちんと持ち帰って食べてあげるべきだと著者は考える。