1. 新型コロナが流行したから?

    ま、年末年始はコロナが大流行してたから仕方ないですよね・・・。

    では、この激増した死亡数のうち、コロナ死はどれだけだったのか?

    それがこちら。

    ※ 季節変動を排除するため「直近1年間」の死亡数で見た月別推移

    コロナ死より、「その他の死亡」のほうが全然多いことがわかります。

    その「コロナ死者を除く死亡数」の月別グラフがこちら。

    やはりコロナ以外死者が激増していることがわかります。

    では、なぜこんなに「コロナ死じゃない死亡」がこんなに増えてるのでしょう??

  2. コロナで医療逼迫してしまったから?

    「コロナで医療逼迫して、病床が埋まってしまって、救われる命も救われなかった」

    という説が一部で唱えられているようですが、データを見るとこれもちょっと違うようです。

    というのも、人工呼吸器とかECMO(人工肺とポンプを用いた体外循環回路による治療)はそんなに使われていなかったのです。

    そのデータが確認できるのがこちら。

    東京都のCOVID-19重症者における人工呼吸器装着数(ECMO含む)の推移

    なんと、死亡が激増した2022年について言えば、新型コロナ患者に人工呼吸器もECMOも殆ど使っていないことがわかります。

    2022年の「第7波」は過去最大の感染者数を記録したのですが、事実として医療現場では人工呼吸器やECMOを殆ど使っていなかった(使える機器はあったのに)・・・。

    つまり、

感染者のうち「重症者」はほとんどいなかった。 いたとしても「老衰」の過程にあったお看取り前提のご高齢の方々だった。

ということでしょう。

テレビも新聞もあれだけ「コロナで医療逼迫!」って言ってたのに・・・。