槍ヶ岳登山・初心者の心得

初心者向け槍ヶ岳の登山ルートガイド!登山口へのアクセスやコースタイムなど解説!
(画像=Photo by Iwao Kobayashi、『暮らし〜の』より 引用)

登山は経験度が物を言います。ですが、ある程度あまり標高の高くない山での登山経験があっても、2,000mを超える標高の高い山での登山は難易度が高いので、注意を要することがたくさんあります。状況判断などを心得て無事な山行を終える様にしましょう。

登山計画(登山ツァー)

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(画像=Photo by Iwao Kobayashi、『暮らし〜の』より 引用)

標高の高い山への登山計画立案は経験の浅い初心者には難しいものです。そこで旅行会社や団体など登山ツァーなるものを企画し参加者を募集します。標高の高い登山ツァーには、参加要件として年齢、山行経験、身体のコンディションなどを確認して高所登山が可能かを判断して要件を満たしているかによって参加者を選んでいます。登山計画を立てる際には登山道の入口までのタイムスケジュールも考慮に入れます。大抵の場合車かバスを利用しますので、バスの発着時間や車の置き場所などの確認もしておきましょう。

槍ヶ岳へ初心者が登るには

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(画像=Photo by stanchow、『暮らし〜の』より 引用)

基本的な登山経験は必要ですが、槍ヶ岳の様な高山は登山の難易度が高いので単独行は厳禁です。必ず山岳ガイドか経験者との同行が望ましいでしょう。また、決して無理をしないことです。事前にはトレーニングを励行して備え、アクセスルート、山小屋の所在等も確認しておきます。体調が少しでも悪かったり、天候が悪い兆しがある場合には状況を判断して山行を止めるか、途中で引き返す勇気も必要です。

  • 不慮の事故を防ぐために!

山行には何時不慮の事故が発生するか分かりません。ベテラン、初心者を問わず、その様な状況の発生を想定しての準備が必要です。大切なこととして、登山者カードは必ず提出しておきます(登山道入口にポストが設置されています)。順守事項として、無計画な登山はNG。装備、服装は万全に。地図・コンパスは必携。水分補給やエネルギー補給は大切です。水は1ℓほど、行動食(チョコレート・乾パンなど)も携行します。高山は午後になるほど天候の状況が変化しやすいものですから、朝早く立ち、早めの到着が基本で、午後3時頃には山行を終える様にしましょう。

  • 登山行動の注意点
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(画像=フリー写真素材ぱくたそ、『暮らし〜の』より 引用)

登山道は地図や目印の通りにルートに忠実に進み状況判断は的確に、コースタイムは順調であるか、また、ポイント毎に地図で自分の位置を確認します。登山道は街中の歩道とは違います。滑りやすかったり、岩や木の根などの障害物があったりと登山道の状況によって注意しなければなりません。一定の歩調で歩き、決して無理はしない様にして適度な休憩も挟みます。ゴミなどはすべて持ち帰る様にします。登山道からそれて植物などを採取したりすることは禁止です。

槍ヶ岳登山の装備と服装

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(画像=Photo by megu0919、『暮らし〜の』より 引用)

標高の高い登山ではしっかりした装備を用意しましょう。状況によって使い分ける装備もあります。地図・コンパスは必携。他に通常の登山装備に加えて、トレッキングポール、ヘッドランプ、救急用品(薬品)、携帯トイレ、ナイフ、ヘルメット、水筒、ザックカバー、行動食、有ると便利なトイレットペーパー2巻位、出来れば無線機などがあればベストです。初心者の方はベテランの同伴者にアドバイスも受けましょう。

服装

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(画像=Photo byTabeajaichhalt、『暮らし〜の』より 引用)

初心者の方が槍ヶ岳の様な標高の高い山への登山は天候の安定した夏山シーズンですよね。ですが、夏山といっても2,000mを超える高山では平地よりかなり気温が低く、天候状況も不安定です。衣類は速乾性のある化繊品がベスト。必ず、替え下着、靴下は用意。帽子、夏山でも防寒着を用意(軽量のダウンジャケットが良い)、必須なのがレインウェア、出来れば防水手袋、タオル数枚、等を準備します。

地図・コンパスの使い方

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(画像=Photo bymaxmann、『暮らし〜の』より 引用)

登山には必ず位置状況を把握するために地図とコンパス(磁石)を携帯することが重要です。但し、ただ地図を持っていれば良いという訳ではありません。標高の高い山はもちろん、低山でも樹林帯の中は迷いやすいことと、悪天候が重なる状況になると余計に登山道は判りにくくなります。登山では常に自分の位置がどの辺なのか地図によって状況を確認する必要があります。登山計画を立てる時にも地図は必要です。もし、道に迷ってしまったら、地図を確認して現在地が分かる場所まで引き返す勇気を持ちましょう。