タープにはデメリットもある
1:雨に弱い
タープ1枚で寝床を作るため、雨が降ると濡れてしまいやすいのが弱点です。特に、風が伴う強い雨の場合、あっという間にタープ内のスペースが水浸しになってしまいます。
また、グランドシートがない場合はマットやコットも濡れてしまい、逃げ場がありません。タープ泊をする際、事前に天気予報をチェックしておきましょう。
2:プライバシーの確保が難しい
通常の設営方法だと、タープ内が外から丸見えとなってしまいます。そのため、キャンプ場の繁忙期などでは、となりのサイトから覗かれ放題の状態となってしまいがちです。対策としては、閑散期にタープ泊をしたり、眠るときはタープを直接ペグダウンしたりと外から見えにくいようにアレンジしましょう。
3:虫を除けきれない
蚊帳を吊るさなければ、地を這うアリや空を飛ぶ蚊などが身近にやってきます。蚊取り線香や虫除けスプレーなどの対策をしても、物理的に虫が入ってこないようにしなければ虫に刺されてしまうでしょう。
ご紹介する設営方法では、インナーテントを使用して虫除け対策をしていますが、蚊帳の外には驚くほどのアリがいましたし、バッタもたくさんいました。ほとんどの場合、虫ととなり合わせの状況となるため、蚊帳の準備は欠かせません。
おすすめの設営方法「タープ+インナーテント」
使用したアイテム
これまでのキャンプに使用してきたアイテムを組み合わせて、タープ泊にチャレンジしました。タープとワンポールテントに含まれるインナーメッシュを使用しています。ここでは、それぞれのアイテムの特徴をご紹介します。
1:DOD「いつかのタープ」
DOD「いつかのタープ」
タープの設営に必要なものが全て揃っているオールインワンアイテムです。タープ泊に向いている理由は、ランタンフックにもなる延長ベルトが付属していることです。延長ベルトをポール間に張れば、簡単にインナーテントを吊り下げられます。タープ生地自体の遮光性も高く、快適な空間を作れるのがポイントのアイテムです。
2:Preself 「ワンポールテント」
簡単に設営できる煙突穴付きのワンポールテントです。スカートが付属しており、冬のキャンプにも使用できます。最大で2人まで収容できますが、インナーテントは1人サイズです。実質、荷物置き場があるソロテントとして考えておくとよいでしょう。
タープ泊を思いついたきっかけ
キャンプ場に到着して、まずはその暑さに参りました。やはり海に面したサイトは日照りが強く、気温も高い傾向にあります。そこで、タープ泊を試してみようと閃きました。
しかし、虫刺されは避けたいものです。車には全てのギアを積み込んでいるため「タープとインナーテントを組み合わせて設営すれば解決できる」と考えました。
設営の概要はその場で閃きましたが、肝心のカラビナが見当たりません。代用として、いつもキーホルダーとして使っているチャムスのカラビナを活用しました。インナーテント自体は重量がないため、問題なく設営できました。