マイホームを購入する際、キャッシュで購入するという方は少なく、大抵の方は住宅ローンを組んでマイホームを手に入れます。一言で住宅ローンと言ってもさまざまな種類があり、どのように組んだら良いか悩んでしまうことでしょう。ここでは、固定金利の住宅ローンにフォーカスを当て詳しく説明していきますので、参考にしてみてください。
目次
住宅ローンの固定金利とは?変動金利との違い
住宅ローンの固定金利のメリット
住宅ローンの固定金利とは?変動金利との違い
まず、住宅ローンは大きく分けて固定金利と変動金利に分けられます。どちらを選べば、より返済総額が少なく済むかは金融に詳しいプロでも予測が難しく判断ができかねます。そのため、それぞれの特徴をしっかし押さえて、自分たち家族にあった住宅ローンを組むことがおすすめです。
固定金利とは、その名の通り住宅ローン借入期間中の金利が固定されている、つまり変動しない住宅ローンです。金利が変動しないので、借入期間中の返済金額が変わることはありません。
一方変動金利とは、借入期間中に金利が変動、つまり金利が変わることがある住宅ローンのことを指します。中には、5年・10年・15年の一定期間、金利が変動しない固定金利を選ぶことができるものもあります。
情勢により金利が変わる場合があるので、将来的に月々の返済金額が予定した金額よりも増えてしまい家計に響いてしまうということも考えられます。
住宅ローンの固定金利のメリット
住宅ローンの固定金利がどういうものか分かったところで、固定金利で住宅ローンを組むメリットを見ていきましょう。
メリット①返済計画を立てやすい
固定金利は先ほどもお伝えした通り、借入期間中は金利が変わることはありません。住宅ローンを組む際、大抵の方は20年以上の長期にわたり借り入れすることがほとんどです。長期になると、将来の金利がどうなるか誰にも分かりません。
固定金利であれば、世の中の情勢が変わり契約した時より金利が上がってしまっても、金利は変わらず月々の返済金額はずっと同じなので、返済計画が立てやすいことがメリットです。何十年にもわたり同じ金額で返済できるため、ライフプランニングも考えやすいでしょう。
お子様がいらっしゃる方は、教育費の進学費用もかなりの金額がかかってきます。住宅ローンの返済金額がずっと同じであれば、そういった計画も立てやすくなるはずです。
メリット②金利が上昇するリスクが少ない
固定金利は契約時の金利と同じ金利で返済することができます。世の中の情勢が変わり金利が上がった場合でも、情勢に左右されずにすむのです。そのため、市場金利が低いタイミングで、住宅ローンを組むと、返済の負担を小さくすることができます。
メリット③選択型であれば特約期間終了時に変動金利を選択できる
固定金利選択型というものもあり、契約から5年間・10年間・15年間・20年間と一定期間を固定金利にし、残りの返済期間を変動金利に選択できるものもあります。もちろん、そのまま固定金利で返済し続けることも可能です。
残りの返済期間が少なく、市場金利が固定金利より低い場合には残りの返済を変動金利にし、返済金額を抑えるということもできるようになるというわけです。
住宅ローンは借り入れ金額が大きいほか、固定金利は変動金利よりも金利が高いので、何十年にもわたって返済するとなると、少しの金利の差で返済総額にも大きな違いが出てくるでしょう。そのため、柔軟に金利を選択できれば返済の負担も減ると考えられます。