基本はほぼ同じだか少し違う

腹ばいとうつ伏せ、2つの体勢は非常によく似ているといえます。
しかし、相違点といえる要素がいくつかあります。
それは
・頭を上げているかどうか?
・意識はあるかどうか?
という点です。
腹ばい
腹ばいは「腹を這う」と書き、お腹を地につけているものの頭は上げた状態になります。
赤ちゃんが腹ばいする時には、頭が上がった状態になっていることからも、腹ばいは頭を上げていることが分かります。
また、腹ばいではお腹を地につけて手足で歩くので、意識がある状態です。
つまり、起きている時は「腹ばい」と言うのです。
うつ伏せ
うつ伏せは「伏せる」状態になっているので、頭は下がった状態です。
腹ばいはお腹だけが地面についている状態ですが、うつ伏せは体全体が地面について下向きで寝そべっているイメージをすると分かりやすいでしょう。
また、うつ伏せは意識がない状態、つまり眠っていたり気絶している状況に使われる表現となります。
意識がないので頭は上がらずに下がった状態になります。
どちらも赤ちゃんによく使う

腹ばいもうつ伏せも、どちらも赤ちゃんによく使う言葉です。
腹ばいは良いが、うつ伏せはNG
赤ちゃんの腹ばいはハイハイの前段階です。
腹ばいができるようになると、次第にお腹とお尻が上がり、ハイハイになっていきます。
赤ちゃんには腹ばいの時間が必要であるといわれており、腹ばいには絶壁頭予防や発達を促進させる効果もあるといわれています。
一方、うつ伏せも赤ちゃんが寝る姿勢として多いですが、うつ伏せ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が高くなり危険であるといわれています。
そのため、赤ちゃんにうつ伏せ寝は適していません。
寝返りをし始めた赤ちゃんは、寝返りをしてそのまま戻れずうつ伏せの状態になってしまうことが多いです。
赤ちゃんが昼寝している時などはうつ伏せ寝になっていないかこまめに確認しましょう。
赤ちゃんを寝かせる時には、仰向けに寝かせるようにして、起きている時には腹ばいにさせて運動させるようにすると良いという事ですね。