デザインを本で学ぶ3つのコツ
本を読むだけでも、デザインは十分に学べます。しかし、ただ何となく本を読むだけでは限界があります。
どんな本を選び、どのように読み進めていけば効率よくデザインを学べるのか、3つのコツを紹介します。
まずは初心者向けの本で基礎を学ぶ
これからデザインを学び始めるなら、まずは初心者向けの本で基礎を学びましょう。
人によっては「Webデザインを学んで副業をはじめたい」「将来はDTPデザイナーとして活躍したい」と、明確な目的が決まっているかもしれません。学びたいデザインの種類が決まっているなら、そのデザインの本を読むのが近道と思えるでしょう。
しかし、どんな種類のデザインにも共通する基本の考え方、基礎知識というものがあります。これらの知識を身につけてから、WebデザインやDTPデザインなどの「自分が学びたいデザイン」について学ぶ方が効率的でしょう。
デザインの目的や種類で選ぶ
デザインの基礎を学んだら、次は何のためにデザインを学ぶのか、どんなデザインができるようになりたいのかを軸に本を選びましょう。WebデザインやDTPデザインといったジャンル別、配色やタイポグラフィといった要素別に本を選びます。
特に、配色やタイポグラフィなどの知識は、どんな種類のデザインでも必要になります。これらの知識を早めに身につけておくことで、応用が利きやすくなるでしょう。
1つの本に固執しない
デザインに限らず、何かを学ぶなら1つの知識、1冊の本に固執しないことが大切です。
本はWebに比べて内容が精査されていますが、それでも著者の意見や考え方により、書かれていることが異なることもあります。1つの本に固執し、ほかの本に書かれていることを受け入れられなくなると、成長も遅くなります。
どの本に書いてあることが正しいのかわからなくなったら、Webで調べてみたり詳しい人におすすめの書籍を聞いてみたりするといいでしょう。
初心者におすすめの、デザインの基礎が学べる本5選
初心者におすすめの、デザインの基礎が学べる本を5冊紹介します。デザインの基本的な考え方や、どんな種類のデザインでも必要になる知識を学べる本ばかりなので、迷ったらまずはこれらの本を読んでみましょう。
デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~
『デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~』は、デザイナーを目指す人から見やすい企画書や資料を作りたい人まで、あらゆるデザイン初心者におすすめの本です。
「デザイン基礎力は一生役立つ武器になる!」のコンセプトのもと、デザインの基本ルールや考え方、写真・画像の使い方、配色などを、内容ごとに見開き1ページで解説してくれます。
「Webで調べた知識でデザインを作ってみたが、なぜか仕上がりが良くない」という悩みを解決してくれる一冊です。
>>デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
『なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉』はタイトルの通り、目で見て、楽しみながらデザインを学べる本です。デザインを全く学んだことがない人にも、感覚的なことを、わかりやすく教えてくれます。
写真やイラスト、図解がふんだんに使われているため、あまり本を読まない人や別の入門書で挫折してしまった人にも取っ付きやすいでしょう。
画像とテキストをどのように配置すればいいのか、OK例とNG例を見比べながら学べます。「このデザイン、悪くないけど何か惜しいな…」と悩んだときに、とりあえず開きたい一冊です。
>>なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本
『けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本』はタイトルの通り、デザインの要である「余白」について学べる本です。大切なポイントを、読みやすく見やすいレイアウトで解説してくれるため、初心者でも挫折しづらいでしょう。
普通のデザインをおしゃれなデザインに変える方法を、1つの実例につき6ページを使ってしっかり解説してくれます。NG例とOK例を見開きで見比べた後、問題点の洗い出し、修正方法とその目的を図解付きで説明。OK例以外のレイアウトや、フォント選びや配色などのアドバイスなどを実例ごとに解説しているため、一歩ずつレベルアップしていけるでしょう。
「ギチギチのデザインが素人っぽいのは知ってるけど、スカスカになるのが怖くていつも中途半端になってしまう」と悩む人におすすめの一冊です。
>>けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本
ノンデザイナーズ・デザインブック
『ノンデザイナーズ・デザインブック』は、デザインの基礎をしっかり学べる本です。内容はデザインの4つの基本原則とタイポグラフィに絞られており、大切なことを着実に身に付けたい初心者におすすめです。
デザインのプロを目指す人はもちろん、読みやすい資料作りやちょっとしたデザイン制作など、デザインの基本を身につけ仕事に活かしたい人にも最適でしょう。
>>ノンデザイナーズ・デザインブック
勝てるデザイン
『勝てるデザイン』は、デザイナー以外のビジネスパーソンからも、たくさんの好評を得ている本です。”デザインは何のためにあるのか”、”「ならでは」のデザインをするために”、”興味を奪え”という3つの章立てのシンプルな本で、初心者でも読みやすいでしょう。
相手の興味を奪うためのデザイン、自分(もしくは自社)ならではのデザインを学べるため、デザイナーを目指す人だけでなく資料作りに悩む人にもおすすめです。
>>勝てるデザイン