首痛て~~

(画像=出典:o-dan,『暮らし〜の』より 引用)
予想以上の疲労。
それは運動不足や年齢からくる衰えだけではなかった。
僕は自転車に乗るときにヘルメットを被る。
ピチピチのパンツを履いて通り過ぎる自転車がかぶっているあれだ。
疲労の原因はそこにもあった。
久しぶりにかぶるヘルメットは予想以上に首に負担をかけていた。
スタートしてすぐに「首痛て~」と思っていたが、そのうち順応するだろうと思っていた。
しかし、ここまで疲労困憊になった状態で自らの順応性に期待する余裕はない。
どのみち歩道を走るなら、ヘルメットはなくてもいいだろう。
そう判断し、ヘルメットを脱ぐことにした。
ここからは本当に知らない道

(画像=撮影:ライター,『暮らし〜の』より 引用)
苫小牧を抜けた。
ヘルメットを脱いだお陰で随分と楽になった。
快調に進んでいるといつの間にか大きな国道から外れ、道は4車線が1車線に。
ここからは本当に知らない道だ。
不安と興奮が同時にこみ上げてくる。
これが旅だ。冒険だ。
知らないこと、初めてのことはいつだって不安だ。
けれどその不安に打ち勝った先に見える景色を想像すると、興奮せずにいられない。
さあ、進もう。