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調理時間は約2時間!煮込んで煮込んで、煮込みまくる!
パクチーの香りが効いた、日本人も大好きなマイルドな味に
調理時間は約2時間!煮込んで煮込んで、煮込みまくる!
それでは調理に移りましょう。
まずは材料を切っていきます。
彼は「具材の形が残らないのがいい」派なので、できるだけ小さく切っていきます。それにしても、にんにくの量に驚きます...。にんにくも生姜も、細かくしておきましょう。
「わかりやすいように」と使うスパイスを大さじ1ずつ出してくれました。サービス精神旺盛です!(チキンマサラとジンジャーパウダーは今回使いません)
豚肉は小さく切りすぎると柔らかくなりすぎてしまうので、大きめにして食感を残すべきとのことです。インドでは肉屋さんで買うときに「カット大きめ?小さめ?」とカットしてくれるので、自分で肉を切る機会がめっきり減りました。
豚肉にスパイスを大さじ1ずつ投入していきます。
- ターメリックパウダー
- チリパウダー
- クミンパウダー
- コリアンダーパウダー
- ガラムマサラ
- マトンマサラ(あれば)
塩を小さじ1、油を大さじ1、ボウルに追加して豚肉と油、スパイスをなじませます。
豚肉にしっかりとスパイスが行き渡ったら、じゃがいもを入れてマトンマサラを大さじ1追加(なければガラムマサラで代用)し、再びよくまぜます。
香りづけスパイスを用意します。
クミンシード、マスタードシード、にんにく5〜10欠片、生姜半欠片、パクチー1つまみを乳鉢やすり鉢に入れて潰します。
シェフ曰く、乳鉢は北インドの家庭に欠かせないそうで、カレーをおいしく作るためにこの行程は必須とのことです。
いよいよ具材に火を通していきます。
大さじ4〜5のたっぷりの油と、大さじ1の塩で、たまねぎ、残りのにんにくと生姜、青唐辛子を弱火で煮ていきます。
たまねぎに火が通ってきたらトマトを入れます。
そして、ターメリックパウダー大さじ1、チリパウダー大さじ1、マトンマサラもしくはガラムマサラを大さじ1、そして塩を大さじ1追加します。
トマトがとろーっとしてきたら、さきほど混ぜておいた豚肉とじゃがいもを鍋に投入します。ここからはほぼ、煮込むのみです!
30分程度煮込んだら、水を200mlほど追加します。「まずは水なしでよく炒め、油を具材に行き渡らせなければならない」とシェフは言っています。
さらに30分ほど中火で煮立て、香りづけのスパイスを入れます。このタイミングで火の通りやすい冬瓜も入れてしまいましょう。
さらに20分ほど煮てから豚肉を押してやわらかさを確認し、もし塩味が足りなければここで塩を足しておきましょう。パクチーを追加して、強火で10秒ほど加熱すればできあがり!
パクチーの香りが効いた、日本人も大好きなマイルドな味に
カレーの食べ方にもいろいろありますが、彼はごはんとスプーンで食べるスタイルとのことです。日本人向けに辛さを減らしてくれた分、唐辛子をかじって調整します!
「インドにきたら連絡ください。僕が肉料理を振る舞いますよ!」とシェフからメッセージをいただきました。
インドの豚肉は「獣臭い」「かたい」と言われがちですが、スパイスと一緒にしっかりと煮込んでいるので臭みがなく、ちょうどいい歯応えでどんどん食べられます。
パクチーをカレーに入れるって日本人にはなかなかない発想ですが、いい匂いが鼻に抜けて意外と合います!
バターやスパイスがしっかりと効いたレストランで食べるインドカレーと、日本のカレーのちょうど中間のような感じで、とてもおいしかったです。