目次
修道院の部屋と付属施設
まとめ
修道院の部屋と付属施設
修道院の、特徴のある場所を紹介していきます。
外とのつながりが持てる唯一の場所 面会所

修道院から出ることはできなかったため、家族などに会うためにも外には出られず、この狭い空間に座り2重の壁越しに話をしたそうです。
窓には木の格子がしてあり、もはや刑務所かと思うような場所でした。
沈黙の中庭

さまざまなアーチや植物で飾られた中庭は、修道女たちが祈りを捧げたり、聖書を読むために集まる場所として使われていました。
その名前は、この囲いの中にいる間、沈黙が要求されたことに由来します。
メインのキオストロ | 修道院の中庭を正方形に囲む列柱廊

1715年から1723年にかけて建設された修道院最大のキオストロです。その壁には、修道女を教化するための絵画が描かれています。
このスペースには、イエスと聖母マリアの生涯を扱った絵画が最大32枚あります。また、5つの告解室があります。
キッチン

写真は大きなメインの厨房ではなく、区画されたお家に設置されたキッチンです。
高いドームのある、煤けた壁の空間は、厨房として使用されていました。修道女たちは、薪や炭を使って伝統的な方法で調理をしていました。
ここに展示されている調理器具は、植民地時代、18世紀初頭、14世紀初頭のものです。かつては礼拝堂の役割も果たしていたと考えられています。
洗濯場

1770年に作られたこの古いスペースは、修道院に住んでいた修道女たちの洗濯場として使用されていました。
20個のティナハ(Tinaja)と呼ばれる大きな壷が並んでいて、水路から水が供給されていました。
展示されている道具は、植民地時代に使用されていたものです。
この巨大な壺で修道女の方々は一緒におしゃべりでもしながら洗濯をしていたと思うと、、、とても絵になりますね。
鐘楼

修道院の唯一の塔は、1748年頃に建てられました。頂上には、四方の通りを囲むように巨大な鐘楼があります(4つの鐘)。
アレキパは地震が絶えないため、地震が起こるたびに改修を余儀なくされました。地震の多い国特有の建築スタイルを見るのも、あちこちに工夫がしてあり面白いです。
まとめ

ペルーのアレキパにある、大きな修道院をご紹介しました。なかなか日本にはない、15世紀16世紀の歴史を感じられる面白い観光スポットでした。
町の中には他にも、教会や修道院がいくつかあり、それらを一つずつ回るのも面白い経験になるかと思います。
アレキパには、ツアーで簡単に行けるコルカキャニオンなど、他にも見所がたくさんあるので、ぜひゆっくりとアレキパ滞在を楽しんでください!
文・写真・Ai Nishino/提供元・たびこふれ
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