夜はポイント確認へ

宿にチェックインした後にヘッドライトだけ持ち、明日入る地磯のルート確認をすることに。

これはフカセ釣りに於いて荷物運搬時のルート間違いを防ぐとともに、当日登り下りの無駄な体力消費を抑えることに繋がります。ルアーキャスティングに比べてフカセ釣りはまきエサが重く、日中釣りし続けるとその量は自分だと6kgから13kg(撒き方にもよりますが)。コレに釣り道具追加して小山登ったり地磯歩いたりします。

初めて釣りする場所で人気のないところは事前確認が大事です。ネットからの地形確認で大体把握出来ますが、森とか山の中だと詳細が分からないものです。実際、今回も道を一度間違えて砂浜にたどり着きました……。

3泊4日の伊豆半島ぐるり旅釣行で本命メジナに多彩ゲストと対面【静岡】ポイントの磯までの道中(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

途中、潮の満干でできたタイドプールには、10cm前後のチビメジナが沢山住み着いていました。メジナがたくさんいることに期待しつつ宿に戻り、寝ることにしました。

エサの準備は前日までに

伊豆下田はクロダイ狙いの各種釣りが盛んなためか、扱うまきエサもクロダイ用が主流ですが、メジナ専用のまきエサを取り扱う店もあります。釣りで入る現地のお店は地域や人柄で特色があって入る時にはワクワクします。

3泊4日の伊豆半島ぐるり旅釣行で本命メジナに多彩ゲストと対面【静岡】サカタ釣具店(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

が、伊豆下田の場合、朝8時以降から開店の店がほとんどなので、朝マヅメ狙いなら前日にエサ準備が必要になります。

▼この釣り場について
宇佐美漁港

3日目は伊豆下田・赤根島へ

伊豆急下田駅から歩いて20分、タクシーで5分ほどで入口に到着する半島状態の釣り可能ポイントです。下田海中水族館が隣接している関係で、元々は島みたいですが、道路が舗装され地続きになっています。

3泊4日の伊豆半島ぐるり旅釣行で本命メジナに多彩ゲストと対面【静岡】赤根島の釣り座(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

磯に入るためには階段を登り、獣道を通って地磯を降りていきます。真鶴半島の戒崎等への入磯と比べるとロープを使わない分、楽にポイントに着けます。

当日の状況

沖合に大きな堤防はあるものの、潮の流れは早く、この日は終日左から右へ川のように流れていく状態でした。

3泊4日の伊豆半島ぐるり旅釣行で本命メジナに多彩ゲストと対面【静岡】フカセ釣り仕掛け(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

天気は曇で時々小雨。磯に吹く風はやや強くて指先は少々冷えますが、問題なしと判断。午前10時頃釣りを開始しました。

午前中はチビメジナのみ

釣り始め1時間弱は全く魚の気配もなく、足元に撒いても魚の姿は見えない状態が続きます。まだ温かいとはいえ冬なので、午前中はメジナを寄せる時間と割り切り、黙々とまきエサをあちこちに撒いて様子をみます。

昼前ぐらいからチビメジナが盛々釣れる状態になりました。20cmにも満たないチビグレ達れ出しました。メジナ釣りのセオリーに従い、ウキの真下にG6ガン玉1つ追加して様子を見ます(メジナは小さいサイズの群れの下にサイズアップがいることが多いらしい)。

3泊4日の伊豆半島ぐるり旅釣行で本命メジナに多彩ゲストと対面【静岡】赤根島でたくさん釣れたチビグレ達の1匹(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

半誘導ですが、ウキ上側の半誘導部分まで沈みきると、G6ガンダマの影響でごくわずかに仕掛け全体が沈んでいく仕様に変更しました。

3泊4日の伊豆半島ぐるり旅釣行で本命メジナに多彩ゲストと対面【静岡】赤根島で釣れた25cm級メジナ(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

仕掛け全体がわずかに沈んでいくような仕掛けにしてしばらくすると今度は25cm前後のメジナがポツポツ釣れるようになりました。この時点でメジナがヒットするポイントとエサの流し方がほぼ確定。ピンポイントで攻めていくことにします。