最後の公演となる『シルヴィア』は、パリ・オペラ座のエトワールのために1997年に作られた全幕もののバレエ。今回はノイマイヤーと彼の「家族」が、日本の観客のために心を込めて踊ってくれるはずだ。
バレエを通じて「愛」というものをこれほど多彩に、豊かに見せてくれたノイマイヤー。魅力満載のハイライトに触れ、是非ダブルキャストで見てみたいと思った。カンパニーのスター、菅井円加自身が「自分にとっての理想の役」と語るシルヴィアは、恋によってすべてか変わってしまう愛のヒロインで、ガラではそのスリリングな瞬間がユーモラスに演じられていた。ノイマイヤーはドリーブの音楽にのせて、日本に大切な置き土産を残してくれるような気がする。
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【ハンブルク・バレエ団 来日公演】
男勝りな愛の神話──愛する心が芽生えたら 『シルヴィア』
音楽:レオ・ドリーブ 振付・ステージング:ジョン・ノイマイヤー 装置・衣裳:ヤニス・ココス
■ 2023年 3月10日(金)19:00 (18:00開場)
シルヴィア:菅井円加 アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ ディアナ:アンナ・ラウデール アムール/ティルシス/オリオン:クリストファー・エヴァンズ エンディミオン:ヤコポ・ベルーシ
■ 2023年 3月11日(土)13:30 (12:30開場)
シルヴィア:イダ・プレトリウス アミンタ:ヤコポ・ベルーシ ディアナ:パク・ユンス アムール/ティルシス/オリオン:フェリックス・パケ エンディミオン:アレッサンドロ・フローラ
■ 2023年 3月11日(土)18:00 (17:00開場)
シルヴィア:菅井円加 アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ ディアナ:アンナ・ラウデール アムール/ティルシス/オリオン:クリストファー・エヴァンズ エンディミオン:ヤコポ・ベルーシ
■ 2023年 3月12日(日)14:00 (13:00開場)
シルヴィア:菅井円加 アミンタ:アレクサンドル・トルーシュ ディアナ:アンナ・ラウデール アムール/ティルシス/オリオン:クリストファー・エヴァンズ エンディミオン:ヤコポ・ベルーシ
■ 会場:東京文化会館(上野)
■ 上演時間:約2時間15分(休憩1回含む) 予定
指揮:マルクス・レティネン 演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
■ NBSチケットセンター(月〜金 10:00~16:00 土日祝・休)
TEL:03-3791-8888
(※ウェブサイトからの申し込みは上記URLから)