注文住宅は自由度が高く、自分の理想とする家を叶えることができます。しかし、その分価格が高くなりやすいというのがデメリットでもあります。そこで今回は、注文住宅の値引き交渉を成功させるコツについて解説していきます。値引き以外にも、コストを下げる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次
注文住宅で値引きはできるの?
注文住宅の値引きのタイミングと相場

注文住宅で値引きはできるの?

注文住宅の値引き交渉のコツを徹底解説!成功するコツと失敗例は?
(画像=『工具男子』より引用)

既に住宅が完成している建売住宅では、値引きができる場合がありますが、注文住宅に関しては一般的に値引きは難しいと言われています。家を建てるならできるだけ安くしたいと考える方も多いため、注文住宅だとなぜ値引きが不可能なのか、見ていきましょう。

注文住宅の値引きが難しいと言われる理由

注文住宅の値引き交渉のコツを徹底解説!成功するコツと失敗例は?
(画像=『工具男子』より引用)

注文住宅の値引きが難しい理由として、注文を受ける企業側に値引きを行うメリットがないという点が正直なところだと言えます。建売住宅に関しては、販売開始してから、なかなか買い手が見つからないと値引きして安く売り出す可能性があります。

しかし、注文住宅は注文を受けてから作り始めるため、売り手側としては値引きを行う理由は特にないのです。そのため、注文住宅で値引きを行う場合は、家の質を下げるという結果になることがほとんどです。

例えば、使用する壁や床などの建材をグレードの低いものにしたり、間取りをシンプルにする、窓やドアを減らすなどといった各所の変更を伴うでしょう。ただし、タイミングや交渉方法次第でこれらを変えずに値引きできる場合もあります。

注文住宅の値引きのタイミングと相場

注文住宅の値引き交渉のコツを徹底解説!成功するコツと失敗例は?
(画像=『工具男子』より引用)

では、注文住宅の値引きをしてもらいたいという時に、値引きに応じてもらいやすいタイミングや常識的な値引き相場について解説します。値引き交渉を考えている方は、まずこれら2点を把握しておくと良いでしょう。

値引き交渉のタイミング

注文住宅の値引き交渉のコツを徹底解説!成功するコツと失敗例は?
(画像=『工具男子』より引用)

値引き交渉を行うタイミングとして、家の間取りやデザインなどの詳細を決定して、契約をするかしないか迷っている段階、つまり契約の直前で交渉をするのがおすすめです。契約を交わしていない段階では、相手側は注文を受けたことにならず、作業にも取り組めません。

そのため注文を受ける側は「早く契約を取りたい」「どうにかこの契約を決めたい」という気持ちになるでしょう。そのタイミングに、こちらが価格を理由に迷っていたら、仕方なしに値引きをして契約を完了させる可能性があるからです。

一方で家の間取りや建材、設備などを決めている最中に値引きを交渉すると、グレードを下げたり設備を変更するよう勧められるだけなので、厳密には値引きとは言えず家の質を下げることになります。

値引き金額の相場

注文住宅の値引き交渉のコツを徹底解説!成功するコツと失敗例は?
(画像=『工具男子』より引用)

注文住宅を建てる場合の値引き相場は、最終的な住宅価格の5~7%が平均となります。例として3,000万円の住宅の場合、5%の値引きに成功した場合2,850万円となり、150万円安くなるわけです。

3,000万円に対して150万円と聞くと「それだけ?」と感じるかもしれませんが、150万円あれば引っ越しに伴って買い替える家電や家具がある程度揃う額になります。

また、中には10%前後の値引き交渉に応じるハウスメーカーなどもありますが、これだけの額を値引きするということはグレードが変更されていたり、そもそもの価格が非常に割高だったという場合もあります。必ず詳細の見積もりを確認し、変更などがされていないかチェックしましょう。