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投資初心者におすすめの投資方法5選
投資初心者が陥りやすい失敗例

投資初心者におすすめの投資方法5選

投資初心者は何から始める?少額から挑戦できるおすすめ資産運用5選
(画像=『レイビー』より引用)

投資初心者の方におすすめの投資方法を5つ紹介します。

つみたてNISA

NISAとは、少額投資非課税制度のことを言います。

通常、投資で利益が出ると、利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISA専用口座を通じて運用した場合、運用益に対して非課税になります。

つみたてNISAは、2022年現在、3種類あるNISA制度の1つで、投資をするうえでリスクを抑えやすい長期投資・積立投資・分散投資を利用した投資手法と相性が良い制度です。

投資額年間40万円までの利益に対して税金がかからず、最長20年間非課税期間が続きます。

20年間、毎年40万円の非課税枠を使い切った場合は最大800万円の非課税枠を利用できることになります。

運用できる商品は、金融庁の水準を満たした比較的手数料が低く、運用リスクの少ない投資信託に限られているため、投資初心者の方にもおすすめの制度です。

ただし、つみたてNISAは投資であるため元本割れのリスクが伴います。

なお、2024年以降のNISAは積立・分散投資に適した投資信託で運用する「つみたて投資枠」と、要件を満たした上場株式と投資信託で運用する「成長投資枠」に分かれ、2つの投資枠が併用可能です。

また非課税期間の制限がなくなりますが、年間投資枠はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、一生涯で利用できる非課税限度額は1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)と決まっています。

iDeCo

iDeCoは個人型確定拠出年金の愛称で、老後の資産形成をするための制度です。

iDeCoは毎月の掛金を使って、あらかじめ用意された商品の中からご自身で商品を選んで運用します。

また毎月の掛金は5,000円から始められて、掛金は全額所得控除になるため所得税を支払っている人は、税金を軽減できる可能性があり、運用益にも税金はかかりません。

さらに運用したお金を受け取る段階でも税制優遇が受けられます。

iDeCoの掛金は原則60歳まで引き出せないというデメリットがありますが、税制優遇のメリットが大きい制度です。

積立投資

積立投資は、投資のリスクを抑える投資手法の1つです。

投資手法と言っても難しいことはなく、月々1万円や2万円のように、毎月一定額ずつ投資商品を買い付けるだけで積立投資は実践できます。

株式や投資信託のように値動きをする商品は、毎月一定額を買い付けることで平均購入単価が下がり、結果として投資で損失が出にくくなっていきます。

また積立投資は、長期間投資を継続することで、さらに投資リスクを抑えることができると言われています。

積立投資は株式投資やFX、投資信託など元本割れリスクのあるほとんどの金融商品に応用できます。

ミニ株

ミニ株とは、単元未満株のことを指します。

単元未満株とは単元※に満たなくても取引ができる株式投資のことです。
※単元とは通常の株式取引で売買される売買単位のことで、上場株式は100株を1単元としています。

しかし100株を1単元とすると、仮に1株2,000円の銘柄があった場合、この銘柄を購入するには20万円の資金が必要です。

ミニ株なら1株ずつ、10株ずつというように単元に満たない数量でも購入できるため、1株2,000円の銘柄の場合、2,000円や2万円など比較的少額で株式に投資することが可能です。

ポイント投資

最近では、クレジットカードや電子カード決済によって受け取ったポイントで投資ができるケースも増えています。

こうしたポイントは日々の支出にともなって発生したもので、手持ちの現金を使って投資をするわけではありません。

そのため、ポイント投資なら元本割れするかもしれないという心理的ハードルが下がり、これまで投資を避けていた人も比較的取り組みやすく感じるでしょう。

投資初心者が陥りやすい失敗例

投資初心者が陥りやすい失敗例を3つ紹介します。

毎月の投資額が多すぎる

投資初心者は、せっかく投資を始めたにも関わらず、資金をすぐに引き出してしまう傾向があるようです。

その理由の1つは、毎月の投資額が多すぎるという点です。

老後に不安を感じると、もっと積立投資をしておかなければならないという気持ちから、無理に投資にお金を費やしてしまいがちです。

しかし無理をしても日々の生活費が不足したり、急に大きな支出が必要になったりで投資のお金を引き出しているようでは、積立投資などを行っていても投資リスクを抑える効果は十分に発揮されません。

投資は、当面使う予定のない余剰資金の範囲内で行うのが基本です。

余剰資金は以下の計算で計算をします。

余剰資金=手取り収入-(日々の生活に必要なお金+近く使い道が決まっているお金)

日々の生活に必要なお金・・・食費、住宅ローンの支払、家賃、光熱費、医療費(急に必要になるかもしれないお金)

近く使い道が決まっているお金・・・結婚資金、教育資金、住宅ローンの頭金など

余剰資金がない人は、保険料やスマートフォン代の見直し、住宅ローンの借り換えなど、毎月支出が生じている固定費から優先的に見直すとよいでしょう。

投資の結果を気にしすぎる

投資を始めたばかりの頃は、資産の増減が気になりがちです。

最近ではスマートフォンでも投資結果を確認できるため、リアルタイムで投資結果を確認することも可能です。

しかし気にしすぎた結果、元本割れが続いていることが気になり、せっかく投資を始めたのに半年や1年など短い期間で引き出してしまうことがあります。

ただ、これでは投資元本が増えず資産は一向に増えません。

のちほど紹介しますが、リスクを抑えて安定したリターンを得るための基本は少額投資と長期投資です。

また金融商品には好調不調の波があるため、1年、2年などの短期間の投資結果で一喜一憂するのではなく、短くても10年程度は投資期間を見ておく必要があるでしょう。

身の丈に合わない投資

「よくわからないけれどとにかくお金が増えると書いてあった」
「数年で資金が倍になると言われた」

こうした言葉につられて投資をスタートした結果、大きな損失を出してしまうのも、投資初心者が失敗する典型例です。

投資手法によっては、数年で資産を倍にすることは不可能ではありません。

しかし、投資におけるリスクとリターンは表裏一体の関係にあります。

簡単にいえば資産が2倍になる可能性のある投資は、資産が2分の1になる可能性もあるということです。

リスクとリターンが見合わない投資商品はありません。

ハイリターンの商品があったら、相応のリスクもともなうことを心得ておきましょう。

少なくとも投資のリスクや仕組みがよくわからない商品は避けるべきです。