■エンターテイナーとして海外展開を見据えての挑戦を決意

2020年に独立してから感じているのは、自分が本当にやりたいエンターテインメントを探究する時間になってきたということ。演出を始めてからは、裏方の魅力も感じていて、そういったマインドも強くなっています。
2023年の上半期は、裏方のマインドを強めにしつつ、もう一つの目標として海外展開を描いています。自分自身、スペインの血が入ってたりと世界でエンターテインメントを表現する上でプラスになるものがあります。今までは、コンプレックスだと思っていたことが武器になる瞬間がきている。自分がどの国で需要があるのかを含めて、世界を見に行こうと決めました。海外でエンターテインメントの仕事がどうなってるのか、そこにインプットの時間を割きます。
そして、上半期が終わったら『ファントム』のミュージカルが始まります。2019年に1度主演と演出をやらせていただけているので、0から作る作業ではないんですけど、必ず初演を超えたい。どのミュージカルでも言われてることなんですけど、初演を超えるのはとてもハードルが高い。そういった意味でも大きな挑戦です。
本来なら、劇場全体を使ってのエンターテインメントをお届けしたいと考えていますが、コロナ禍の影響で演出にも様々な制限があります。しかし、どこかのタイミングで絶対に戻さなければならない。僕らは、作り手としてエンターテインメントを本来あるべき姿に戻さなければならなくて、そこを一生懸命頑張りたい。
『ファントム』という作品を通してエンターテイナー、クリエイターとしての城田優をしっかりと届けられるように、「この人すごいな」って思ってもらえるように、自分は精一杯やるだけです。
【出演情報】
ミュージカル『ファントム』

19世紀後半のパリを舞台に描かれた本作は、『オペラ座の怪人』を原作にしたミュージカル。主人公・エリック(加藤和樹 / 城田優)は、“怪人ファントム”として次々に恐ろしい事件を引き起こしていくが、彼の背景にはどのような物語があったのだろうか。
ファントムとエリック、2つの顔を持つ主人公に焦点が当てられた奥深いストーリーは、ぜひ舞台でご覧いただきたい。また、演出・主演だけでなく、ファントムの恋敵となるシャンドン伯爵役の三刀流に挑む城田さんの活躍にも注目が集まる。
演出:城田優
出演:加藤和樹/城田優(Wキャスト)真彩希帆/sara(Wキャスト)、大野拓朗 ほか
期間:【大阪】2023年7月23日(土)〜8月6日(日)、【東京】8月14日(月)〜9月10日(日)
チケット:S席14,000円、A席9,000円、B席5,500円(全席指定・税込)
その他の出演情報

城田さんは、2023年の3月17日(金)から配信されるAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』で遺体処置のスペシャリスト・柊秀介役を演じる。
また同年5月5日(金)には、帝国ホテルにてランチーショーのYu Shirota GW Special Show「立夏〜大人も主役のこどもの日〜」を開催予定だ。
最新の出演情報については、オフィシャルサイトを確認してもらいたい。
文/池田鉄平 撮影/井野友樹 スタイリスト/橘昌吾 ヘアメイク/Emiy(エミー)
提供元・男の隠れ家デジタル
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