目次
住宅ローンの連帯債務とペアローンとの違い
住宅ペアローンのメリットとデメリット

住宅ローンの連帯債務とペアローンとの違い

住宅ローンの連帯債務とは?連帯保証やペアローンとの違いはなに?
(画像=『工具男子』より引用)

二人で住宅ローンを組む方法として、ペアローンという方法もあります。ペアローンでは、二人とも債務者となり、それぞれお互いの連帯保証人となります。ご自身のニーズに合った方法を選択できるよう、概要をご確認ください。

住宅ローンのペアローンとは

連帯保証人は、借主が返済不能になった場合にのみ返済責任を負います。その点ペアローンでは、相手が返済できなくなった場合に相手の債務も負担することになります。

ペアローンでは、債務者の双方が団体信用生命保険に加入することができます。双方の債務者が住宅ローン控除の対象となるため、所得税や住民税を軽減することが可能です。

また、連帯債務による住宅ローンでも、主債務者と連帯債務者の両方が住宅ローン控除の対象となります。条件を満たした場合は忘れずに手続きを行いましょう。

住宅ローンのペアローンが組める人

住宅ローンの連帯債務とは?連帯保証やペアローンとの違いはなに?
(画像=『工具男子』より引用)

ペアローンを組む必要があるケースは、一人の年収では住宅ローンの希望額に届かず、希望額に届けたり借入額を増やしたりするためにペアローンを組む必要がある場合です。

ペアローンでは、夫婦が別々に住宅ローンを組みますが、それぞれの年収に応じて借入可能額が決まるため、夫婦ともに一定の収入があることが条件となります。

住宅ローンの連帯債務とは?連帯保証やペアローンとの違いはなに?
(画像=『工具男子』より引用)

住宅ローンを借りるためには、まず審査に通らなければなりません。年齢や雇用形態など様々な審査基準がありますが、その中でも年収は重要な審査基準の一つです。

借入希望額に対して年収が多すぎると判断されると、住宅ローンを借りられなかったり、借入希望額が減らされたりします。また、民間の金融機関では、夫婦で団信に加入することが義務づけられています。

住宅ペアローンのメリットとデメリット

住宅ローンの連帯債務とは?連帯保証やペアローンとの違いはなに?
(画像=『工具男子』より引用)

ペアローンは借入金額を増やせるのでメリットが多いように思えますが、デメリットもあります。あとで後悔しないためにも、特徴やメリット・デメリットを確認し、自分に合った住宅ローンの組み方を選びましょう。

ペアローンのメリットは

住宅ローンの連帯債務とは?連帯保証やペアローンとの違いはなに?
(画像=『工具男子』より引用)

メリットは夫婦それぞれで住宅ローン控除を受けることで、控除枠を最大限に活用できるため、節税効果が期待できる点です。

また、一緒にローンを組むことで、借入額を増やすことができ、希望する物件の条件を増やすことができます。

また、両親の経済的援助がある場合は、夫婦ローンが適しています。単独または共同の収入でローンを組む場合、贈与税がかからないのは500万円が限度です。

しかし、夫婦でローンを組む場合は、夫と妻がそれぞれの枠を使うことができ、最大で1000万円まで贈与税がかかりません。

ペアローンのデメリットは

住宅ローンの連帯債務とは?連帯保証やペアローンとの違いはなに?
(画像=『工具男子』より引用)

ペアローンの場合、2人が個別にローンを組む契約を結ぶため、印紙代などの諸費用が2人分発生します。これらの手数料は、連帯債務者の住宅ローンに比べて割高になりますのでご注意ください。

また、ペアローンでは、お二人とも団体信用生命保険に加入することができますが、お一人に万一のことがあった場合、お一人だけ債務が免除され、もうお一人は引き続き返済の義務があります。