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ふ…フラ付く…
市街地の国道は早朝にクリアするのが鉄則

ふ…フラ付く…

アラフィフチャリダーが行く!北海道小旅行【第一夜】
(画像=撮影:ライター,『暮らし〜の』より 引用)

さあ出発だ。力を込めてペダルを踏みこむ。オットット…

さすがに20㎏は重いぞ。

でも妻が見ている。止まるなんて格好悪くてできない。背中越しに大きく手を振る。

オットット。

大きく手を振ったのは僕のイメージの中だけで、一瞬でハンドルを掴む。

そもそも僕が格好つけようとする方が似合わない。

せめて転ばないようにバランスを取るのが精一杯だ。

市街地の国道は早朝にクリアするのが鉄則

僕の住む場所は北海道の地方にある小さな町。

それでも近隣にある都市を繋ぐ国道があり交通量は多い。

そこを20㎏の荷物を積んで自転車でフラフラ走るのは危険極まりない。

自転車は車道の左側を走るのが原則だが、危険を感じた場合は歩道を走ることが認められている。余計なトラブルを避けるため、僕は車道を走る。

さらに危険を回避するために僕は早朝に出発し、危険な国道をクリアすることにした。

出発は朝5時。

予想通り通過する車はまばら。一気に市内を抜けることができた。