ソフトバンクの通信障害はなぜ発生する?影響範囲や復旧にかかる時間を過去事例で解説
冒頭で解説した通り、SoftBank Airは「モバイル通信を利用したWi-Fiルーター」です。4Gや5Gでデータ通信してWi-Fi電波を発信する仕組みのため、ソフトバンク回線に障害が発生すると通信できなくなります。

つまり、繰り返しではありますがソフトバンクのモバイル回線に障害が起きると「SoftBank Air」は繋がりにくくなるおそれがあります。
ソフトバンクで通信障害が起きた際の、影響の範囲や復旧目途を見ていきましょう。
台風や大雪など天候の影響 | 影響範囲は小さいが復旧に数日かかることも
台風や大雪の際には、停電などによって通信障害が発生。影響範囲は一部地域に限られるものの、復旧までに数日かかることも。2022年12月には、大雪の影響で3日以上にわたって北海道や新潟の一部エリアで通信障害が発生しました。
自然災害による通信障害は「不可抗力」ではあるものの、大手キャリアはこうした突発的な事象にも対応可能な仕組みを整備し始めています。

通信設備の故障・動作不良 | 影響範囲は大規模、復旧までに数時間かかる
通信設備の故障・動作不良が原因で通信障害が起きている場合、影響範囲は全国的なものとなる可能性あり。復旧には数時間かかることが多いため、被害は甚大になります。
たとえば2018年12月に発生したソフトバンクの大規模通信障害(参考:朝日新聞)は、通信に使用している海外メーカー製のソフトウェアが不具合を起こしたことに起因。同設備を使う海外10カ国でも同様の事態となり、日本国内ではソフトバンクやワイモバイル、さらにソフトバンク回線を借りている格安スマホの端末が約4時間半にわたって障害の影響を受けました。
ソフトバンクの通信障害をリアルタイムで確認する方法
ソフトバンクの通信障害をリアルタイムで確認するには、通信障害情報サイトやソフトバンク公式サイトを見るのが基本的にはおすすめです。
通信障害情報サイト | リアルタイムでユーザーからの通信障害報告数がわかる
記事の冒頭部で紹介した通り、通信障害の情報を扱うサイト「Downdetector」は非常に参考になります。常にソフトバンクの通信障害の発生状況をモニタリングしており、ユーザーからの通信障害報告数をグラフで確認することも可能。いつごろ障害が発生したのか、状況が改善しているのかなどの確認が可能です。
ソフトバンク公式サイト | 少し情報は遅いが正確にわかる
通信障害が発生している場合、ソフトバンク公式サイトにも情報はアップされます。

ソフトバンクショップ | 店員による対面でのサポートを受けられる

Twitter |「ソフトバンク 通信障害」と調べればタイムリーに情報が得られる
パソコンが使える状況なら、Twitterにアクセスして「ソフトバンク 通信障害」と検索すれば、ソフトバンクユーザーの反応をタイムリーに確認可能。自身と同様の状況に陥っているユーザーが多ければ、通信障害と考えて間違いないでしょう。