こんにちは、医師・医療経済ジャーナリストの森田です。

いよいよ花粉の季節…そろそろ本番、症状のキツイ方は大変ですね。

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でもそんなあなたに朗報!

実は薬局・通販で買える市販薬の中にも「医者が出すと全く同じ成分・含有量の薬」があるのです。

今回はその【花粉症・アレルギー薬】編。

ま、簡単に言えば、

いつも病院で貰ってるけど実はAmazonとか普通の薬局の市販薬で買える花粉症・アレルギーの薬

です。

「いつも病院でもらうあの薬がほしいけど、忙しくてなかなか病院まで行けない!」

など、諸々の事情もあると思いますので、そんなときに使ってみてください。

もちろん副作用などもありますので、『ちょっとおかしいな』と思ったときはすぐに医師や薬剤師さんに相談しながら服用してくださいね。

あと、最後に大事なことを書いていますので、最後までお読みいただけますと幸いです。

で、花粉症・アレルギー薬には、内服薬・点鼻薬 とあります。

◎ 内服薬

医師が処方する花粉症・アレルギーの内服薬としては、 アレグラ・アレロック・ザジテン・タリオン・ザイザル・エバステル・クラリチン…などがあります。

その中でも主なものとして、

アレグラ(フェキソフェナジン) アレジオン(エピナスチン) エバステル(エバスチン) ザジテン(ケトチフェン) クラリチン(ロラタジン)

がありますが、この5剤はすべて薬局・通販で買えます。

1. アレグラ

こちらは定番『フェキソフェナジン』、病院ではよく『アレグラ』として処方されている薬です。薬局・通販で買えるものは『アレグラFX』ですね。両方とも同じサノフィ社が製造、久光製薬が販売しています。

つまり、処方薬も市販薬も同じ会社が製造・販売しているということで、もちろん成分(フェキソフェナジン)の含有量も添加物も同じですので、まあ同じものと考えていいと思います。

※ ちなみに、『アレグラFX』がサノフィ社のブランド品(先発品)だとしたら、それ以外のいわゆる後発品はかなりお安いです(倍量の56錠で1000円前後!)。もちろん、成分・含有量は全く同じ「フェキソフェナジン60mg」です 。

<アレグラの後発品>

  1. アレジオン

    こちらも定番『エピナスチン』。病院ではよく『アレジオン』として処方されますね。これも病院で出るものと同じくエピナスチン20mgを含むものが薬局・通販で買えます。1日1回の内服でいいので、便利な薬ですね。

こちらは後発品もでていました。同じくエピナスチン20mgで1日1回、処方薬と同成分・同容量です。