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デトロイトを有名にした映画
デトロイトの治安を良くするには
デトロイトを有名にした映画

デトロイトを有名にした映画といえば「ロボコップ」です。全身を機械化した人間、今で言うサイボーグが警官となりデトロイトの治安を守るというヒーローものですが、実はロボコップはデトロイトの現状を予見していたというファンが居ます。
確かに、作中では犯罪率が極めて高くなったデトロイトが描かれており、当時1987年に「2010年にデトロイトが破産手続きを申し入れた世界」を描いていたわけですから、製作陣の視点の鋭さには驚かされます。
廃墟と映画
日本にも、ゴーストタウンとは行かないまでも多くの廃墟があります。実はこの廃墟の一部が、映画やミュージックビデオの撮影などに貸し出されているのです。特にホラー映画などでは引く手数多といった感じで、大変重宝されています。デトロイトのゴーストタウンも、近い将来こういった形で使われる可能性があるかもしれません。
デトロイトの治安を良くするには
治安を良くする方法にもっとも長けているのが、実はアメリカです。かつて「旅行者は絶対に乗ってはいけない」とまで言われたニューヨークの地下鉄は、今では多くの観光客も利用しています。
なぜそこまで治安を良く出来たのかというと、アメリカは地下鉄に対して浄化作戦を行ったからです。徹底して落書きを消し、ゴミを回収しきれいにした結果、治安がよくなったというわけです。
デトロイトの場合、廃墟がゴーストタウンと化しているため範囲が広すぎるという面がありますが、同じように浄化作戦を行えば治安がよくなるでしょう。
ゴーストタウンと治安
廃墟が密集して出来るゴーストタウンですが、たとえば日本の場合は心霊スポットとして扱われる場合が極めて多いです。しかしデトロイトにあるゴーストタウンの場合、犯罪の温床となってしまっています。
なぜ、同じゴーストタウンでもここまで差が出てしまうのかというと、やはり「失業率」の問題です。日本の場合、GDPが低いと揶揄されがちですが失業率は圧倒的に低いです。これは国民の一人一人が職にありつけられている現状があるがゆえに、国民総生産(GDP)が大勢の人間によって割り振られているからであるといえます。
アメリカの場合はその逆で、日本よりもGDPは高いですが失業率も高いです。これは逆に有能な人材が職にありつくことが出来ているがゆえにGDPが高くなり、しかし失業率も高くなってしまっているというわけです。
つまり何が言いたいのかというと、失業してしまった人たちがゴーズトタウンに住み着き、そして犯罪の温床となってしまっているというわけです。ですので単に「ゴーズトタウンを無くす」というだけでは危険性が取り除かれることは無く、治安も悪いままということになります。