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<5. ドイツ(ベルリン)の治安を意識して旅行するには?>

<5. ドイツ(ベルリン)の治安を意識して旅行するには?>

ドイツ(ベルリン)旅行の治安は?現地滞在だから分かることも徹底解説!
(画像=<撮影:Sayuri Suzuki>,『たびこふれ』より 引用)

さてここからは、ベルリンでよくあるトラブルトラブと、それらに巻き込まれないためにはどのような対策をすればいいのかをご紹介します。また、万が一トラブルが起きた場合に役立つ緊急連絡先や緊急時に使えるドイツ語、便利な翻訳アプリについてご紹介します。

5.1 ベルリンで多いトラブル:スリ

電車や駅、観光地周辺でスリが発生することはベルリンに多いトラブルです。また置き引きの被害に遭うこともあります。観光地でアンケートを装ったスリはよくある手口ですが、これはベルリンでも同様と言えます。 対策:他の観光地と同じように、荷物から目を離さないようにしましょう。ファスナー付きのバッグを使用する、パンツのポケットにスマートフォンや財布を入れっぱなしにしないなど、貴重品の携帯には気をつけてください。また、比較的治安が良いとは言え、カフェやレストランで机の上にスマートフォンを出しっぱなしにするのは厳禁です。

5.2 ベルリンで多いトラブル:小額詐欺(募金詐欺など)

ベルリンでは、街中で募金を装った詐欺の手口もあります。署名を求められた上で、募金を迫られることがあり、被害金額が少ないため実際の募金と判断がつきにくいのが特徴です。 対策:知らない人にアンケートや署名を求められても、毅然とした態度で断ってください。

5.3 ベルリンで多いトラブル:薬物の購入を持ちかけられる

治安の悪い地区では、薬物を売ろうと声をかけてくる人がいます。大抵は「ドラッグいりませんか?」と声をかけてきます。もし"ドラッグ"という単語が聞こえたら注意してください。 対策:声をかけられても毅然とした態度で断る、もしくは無視してください。事前に場所を把握して、特に夜間はその場所に近寄らないようにしましょう。

5.4 ベルリンで多いトラブル:差別的行為

移民の多いベルリンでの差別的行為は稀ですが、残念ながら存在します。直接差別発言を投げかけられたり、差別的なジェスチャーを行われることがあります。 対策:物理的な攻撃に繋がることは非常に少ないですが、何か言われても無視するようにしましょう。ただし、あまりにもしつこい場合は、「No」と言ったり、周りの人に助けを求めることも大切です。

5.5 ベルリンで警察へ連絡するには

ベルリンで警察へ連絡する際は、「110」に電話をしましょう。ただし、盗難や紛失にあった場合は、直接警察署へ出向きます。海外旅行保険を利用する場合やパスポートを再発行するには、警察署で被害届出証明書を発行してもらう必要があります。 トラブルに巻き込まれた場合は、まず周りの人に助けを求めてください。ドイツ語で「警察を呼んでください」は「Bitte rufen Sie die Polizei / ビッテ ルーフェン ズィー ディ ポリツァイ」です。 基本的にベルリンは、英語を話すことができる人が多いので、警察署では英語で対応してもらえます。

5.6 ベルリンで救急車を呼ぶには

ベルリンで救急車を呼びたい時は、「112」に電話をかけます。場所の説明等を口頭で説明する必要があるので、ホテルのフロントや周りの人にお願いするのがおすすめです。 ドイツ語で「救急車を呼んでください」は「Bitte rufen Sie den Krankenwagen / ビッテ ルーフェン ズィー デン クランケンヴァーゲン」です。英語でも通じることが多いので、英語でも大丈夫です。

5.7 在ドイツ日本大使館(Botschaft von Japan in Deutschland)

パスポートの紛失や盗難に遭った場合は、在ドイツ大使館でパスポートの再発給もしくは「帰国のための渡航書」の発給手続きをしてもらいます。パスポートは4日、「帰国のための渡航書」は1~2日、発給するのにかかります。 出国日までにパスポートの発給が間に合わない場合は、「帰国のための渡航書」を発給してもらうことになります。

在ドイツ日本大使館の基本情報

  • 名前:在ドイツ日本大使館(Botschaft von Japan in Deutschland)
  • 住所:Hiroshimastrase 610785 Berlin
  • 電話番号:(+49)030-210-94-0 ※海外電話料金がかかります。
  • 開館時間:月・火・木・金曜 9:00~12:15/14:00~16:30 水曜 9:00~17:00
  • 休館日:土日、ドイツの祝祭日と一部の日本の祝祭日

5.8 ドイツ語と英語を翻訳できる便利アプリ


日本語からドイツ語と英語に翻訳するのに、便利なアプリが「Google翻訳」です。翻訳する言語を選択して日本語を入力すると、その言語に自動で翻訳されます。そのままその画面を相手に見せてもいいですし、音声も出せるので、相手に音声を聞いてもらってもいいでしょう。特に英語の翻訳は精度が高いのでおすすめです。

5.9 緊急時に使える表現(日/英/独)


最後に、ドイツ旅行中に使える緊急時の表現をご紹介します。

助けて!/Help !
Hilfe!「ヒルフェ!」

緊急事態だ!/Emergency!
Es ist ein Notfall !「エス イスト アイン ノートファル!」

バック(財布・時計・パスポート)を盗まれた。/My bag(my wallet, watch, passport)was stolen.
Meine Tasche(Mein Geldbeutel, Meine Uhr, Mein Reisepass) ist gestohlen worden.「マイン タッシェ(マイン ゲルトボイテル/マイネ ウーア/マイン ライゼパス)イスト ゲシュトーレン ヴォァデン」

日本語を話せる人はいませんか?/Does anyone speak Japanese ? Sprechit hier jemand Japanisch ?「シュプリヒト ヒーア イェーマント ヤパーニッシュ?」

ドイツ全体と比較すると、ナイトライフが活発なことや移民が多いということから、ベルリンの治安について心配になる方はいるかもしれません。しかし、ベルリンには、魅力的な観光スポットや、これからの発展を感じるカルチャーが存在します。 ベルリンの治安について知っておくことで、実際に訪ねたときの意識も引き締まるはずです。安全には最大限注意しつつ、ベルリン観光を楽しんでくださいね。

文・写真・Sayuri Suzuki/提供元・たびこふれ

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