目次
<3. ドイツ(ベルリン)の治安:全体編>
<4. ドイツ(ベルリン)で治安が悪いと言われる場所は?>

<3. ドイツ(ベルリン)の治安:全体編>

ドイツ(ベルリン)旅行の治安は?現地滞在だから分かることも徹底解説!
(画像=<撮影:Sayuri Suzuki>,『たびこふれ』より 引用)

それでは、ここからはドイツ(ベルリン)の治安がどうなのか。どういったことや場所に注意すればいいのか、ご紹介します。

3.1 ベルリンへ旅行したときの治安は?

2020年4月の時点で、ベルリンの治安は全体的に悪くありません。ただし、とても治安の良い日本と比較すると、観光地やクラブ周辺などには注意が必要です。特に夜間は、場所によってはドラッグの売人や酔っ払いなどがいる地域もあります。 また空港(2020年6月時点の最寄りはテーゲル空港)は混雑していることが多いため、置き引きなどに遭わないよう荷物に目を配りましょう。

※編集部註:ベルリン・テーゲル空港は、現在工事中のベルリン・ブランデンブルク国際空港(2020年10月開港予定)の開港に伴い、閉鎖される予定です

3.2 思ったよりベルリンは治安が良い

ベルリンはドイツにある他の都市に比べると、街中にグラフィティアートがあるなど、ごみごみとした印象を受けますが、治安は思ったより悪くありません。ベルリン在住の人に話を聞いても、危険な目にあったという話はほとんど聞いたことがないほどです。 海外旅行ではレストランやカフェに荷物を置きっぱなしにしてはいけない、というのは防犯対策で必須の一つですが、ベルリンのカフェでは隣の席の人に「お手洗いに行ってくるから、荷物見ておいて」と気軽に一声かけて、PC等の荷物を置いて席を離れる人もいるほどです。また移民が多いこともあり、人種に対する差別意識が低いのも大きな特徴。

一方で、置き引きに関してはカフェでスマホを盗られたという人もおり、気を抜いて良いというわけではありません。一部の地域ではドラッグの売人がいる場所もありますが、昼間は前を通りがかっても、声をかけられることはまずありません。そのため、注意が必要なこともありますが、ポイントを知っていれば防ぐことができます。

3.3 2020年5月時点のベルリンはどんな様子?

新型コロナウイルスの影響で、一部休業していた店舗も感染予防対策を行った上で、営業再開が始まっています。スーパーやドラッグストアでは、お店に入店できる人数を制限するほか、人と距離を保てるように様々な対策が為されています。 また、クラブやバーといった夜間に人が集まる場所は、現在も営業が再開されていません(※)。治安に監視て言うと、人との距離感が保てているということや、夜間に外出する人が減っていることから、平常時より危険は少なくなっています。

※編集部註:2020年6月時点、一部ナイトクラブではバーとしての運営やイベントの代替案開催などが試みられています

ベルリン・テーゲル空港の基本情報

  • 名前:ベルリン・テーゲル空港(Tegel Airport)
  • 住所:Saatwinkler Damm, 13405 Berlin

<4. ドイツ(ベルリン)で治安が悪いと言われる場所は?>

ドイツ(ベルリン)旅行の治安は?現地滞在だから分かることも徹底解説!
(画像=<撮影:Sayuri Suzuki>,『たびこふれ』より 引用)

ベルリンは比較的治安が良いと解説しましたが、それでもいくつか治安が悪いと言われる場所があります。ミュンヘンやケルンといった他のドイツにある都市と比べると、夜間に治安の悪い場所があるためです。 特に、ナイトクラブやバーといった夜に人が集まる場所は、危ない傾向が強いです。特に女性1人で、夜間に歩くのは避けた方がいいでしょう。事前にそれらの場所を把握しておけば、より安全にベルリン観光を楽しむことができます。

4.1 ティーアガルテン

ティーアガルテンの大半は緑溢れる公園のため、夜に人気が少ないことを除き、基本的には安全な地域です。ただし、動物園の周辺は夜間になると、酔っ払いや薬物売買を行う人がいることもあるため、注意が必要です。

4.2 フリードリヒスハイン

「ベルリンの壁」の一部である「イーストサイドギャラリー」がある地域です。有名なクラブが複数あるため、夜間はクラブで遊んでいる人やビールを飲みながら歩いている人もいます。 クラブへ訪れるために立ち寄る人もいると思いますが、周りの人とトラブルが起きないように気をつけてください。またドイツは、外で瓶ビールを飲む習慣があり、それが投げられたりすることもあるので、瓶を持った酔っ払いには注意してください。

4.3 ミッテ

「ベルリン大聖堂」や「博物館島」などの主要観光スポットがある地区です。ベルリンの中心地で、ショッピングスポットでもあります。観光の際には外せない場所ですが、観光客を狙ったスリの被害が起こりやすい地区です。昼間、人の多い時間帯に被害が起こりやすいため、手荷物には目を配って下さい。

4.4 クロイツベルク

クロイツベルクは全体的には安全な地域ですが、一部注意が必要な場所があります。 一つは「ゲルリッツァーパーク」という公園。日中はのどかな公園で、家族連れもいますが、昼夜問わずドラッグの売人がいます。声をかけられても断れば問題ありませんが、ドラッグを売りに声をかけられるだけで、怖く感じるかもしれません。 もう一つは「コトブッサートア駅」の周辺です。こちらも夜間は酔っ払いやドラッグを使用している人も多く、トラブルに巻き込まれる可能性もあるのでできれば避けた方が賢明です。