3. 冬季の地方の駅に気を付ける

ドイツで鉄道を利用する際に気を付けておきたいこと7選
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ドイツでは冬の寒さが厳しく氷点下になることは少なくありません。屋内にいれば寒さに困ることはありませんが、屋外にいると寒さのため体調を崩してしまうこともあります。

あるとき普通電車を乗り継いで地方都市へ日帰り旅行をしたことがありました。帰りのルートでは小さな駅で乗り換えをすることになりました。時間は夜8時で駅構内に開いている施設はありません。寂れた駅前も同様に利用できるお店は何もありませんでした。気温は-5度まで下がり、構内には暖房もなく、風が外から吹き込むような有様。待ち時間は30分ほどでしたが、結局風邪を引いてしまい、数日寝込むことになりました。

それ以降、冬に鉄道を利用する際には乗り換えを避けたり、乗り換えを避けられない場合は着込むようにしています。

4. サッカーの試合の前後の列車に気を付ける

ドイツでのサッカー人気は高く、多くの人がサッカー観戦にスタジアムを訪れます。残念なことに全ての人がマナーを守るわけではなく、一部の悪質なファンが様々な問題を引き起こしています。そしてその問題はスタジアムの中に留まるわけではありません。移動に使う鉄道でも問題を引き起こします。

私は何度か悪質なファンと同じ列車に乗ってしまい、散々な目にあっています。例えば、ファンがお酒を飲み出して大声で騒ぎ出したこと。これはまだ良い方で、酔っぱらったグループが応援歌を歌いながら壁や天井を叩き出し、天井を破壊したこともありました。それ以外には、頻繁にトイレを使い、最後にはビール瓶やゴミを投げ込んでトイレを壊したことも。また車内での喫煙や乱闘などで、警察が乗り込んできたこともありました。

こうした経験から、サッカーの試合前後はその移動経路になりそうな列車を使わないようにしています。(個人的な経験では、ICEなど特急ではサッカーファンの騒動が少なく、チケットの安い列車で遭遇することが多い印象があります。)