目次
3. スードゲレンデ自然公園
4. ブリッツァー・ガルテン
3. スードゲレンデ自然公園
ベルリンの街の南側にある「スードゲレンデ自然公園(Natur-Park Südgelände)」には、広大な緑地が広がっています。今では多くの木々が生い繁っていますが、その中を歩いていると、ここが昔は別の役割を果たしていたことに気付かされるでしょう。
森の中に残されているのは多くの鉄道のレールです。この場所は19世紀後半から20世紀半ばまで、鉄道の車両基地として多くの列車が留め置かれる場所として使われていました。しかし1952年に車両基地が閉鎖された後は、草木によって覆われて森のようになり、2000年からは公園として市民に開放されているのです。

このような公園の特徴となるのは、鉄道のレールと自然とのコントラスト。廃墟や廃線跡を訪れることは最近ではちょっとしたブームになっていますが、ここでは整備された廃線跡をハイキングすることができます。
また蒸気機関車が設置されているため、往時の車両基地の様子を思い起こすことができるでしょう。このような公園は、自然も鉄道も同時に楽しむことができる素敵な場所となっています。


スードゲレンデ自然公園(Natur-Park Südgelände) 基本情報
- 入場料:1ユーロ(約120円)
- アドレス:Prellerweg 47-49, 12157 Berlin
- 開場時間:9:00〜16:00(11〜2月)、9:00〜18:00(3月、10月)、9:00〜20:00(4月、9月)、9:00〜21:00(5〜8月)
4. ブリッツァー・ガルテン
ベルリン郊外にある「ブリッツァー・ガルテン(Britzer Garten)」は、湖を囲うような形で広がる特別な空間となっています。敷地は90ヘクタールと、東京ドームで考えると約20個分の広さを持つ広大なスペースとなっています。
こちらの特徴となるのは、様々な花々を楽しめること。チューリップ、ツツジ、シャクナゲ、そしてダリアが植えられており、春から秋にかけて美しい花々を鑑賞することができるのです。このようなことからブリッツァー・ガルテンは2002年に「ドイツで最も美しい庭園10選」にも選ばれており、多くの市民に愛される場所となっています。

ブリッツァー・ガルテンには、他にも静かな湖の風景、湿地帯に見られる多くの植物など様々な魅力がありますが、忘れてならないのはミニ鉄道が走っていること。敷地に広がる湖を一周する形で線路が敷かれており、そこを小さな列車が走り抜けているのです。このようなことから、大人は美しい草花を、子供はミニ鉄道を楽しめるため、家族で訪れるにはぴったりの場所と言えるでしょう。


ブリッツァー・ガルテン(Britzer Garten) 基本情報
- 入場料:3ユーロ(約370円)
- アドレス:Sangerhauser Weg 1, 12349 Berlin
- 開場時間:9時〜日没(出入り口によって定刻に施錠されるので注意)