5. ノイエ・ヴァッへ

ベルリンの中心部にはウンター・デン・リンデンと呼ばれる大通りがあります。その通りに沿って多くの歴史的な建物が建ち並んでいますが、ノイエ・ヴァッへがあるのは、そんな大通りの一角。建物は19世紀初頭に王宮近くにある衛兵所として建てられました。第一次世界大戦、第二次世界大戦を経た現在では、戦争や暴力的な支配によって亡くなった人々の追悼の場として利用されています。

こうした建物内にあるのは一体の彫刻作品のみ。それは戦争で息子を亡くした女性彫刻家ケーテ・コルヴィッツが手がけた、亡くなった息子を抱きかかえた母親の彫刻です。実際に息子を失った母が作った作品は戦争が生み出す悲劇を考えさせてくれるでしょう。

Neue Wache(ドイツ語名)

  • 住所:Unter den Linden 4, 10117 Berlin
ベルリンで歴史を考えさせてくれる記念碑やモニュメント5選
(画像=『たびこふれ』より引用)
ベルリンで歴史を考えさせてくれる記念碑やモニュメント5選
(画像=『たびこふれ』より引用)

文・写真・K.Hayashi/提供元・たびこふれ

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