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街のシンボル、フライブルク大聖堂
ドイツなのにドイツっぽくない場所。そして○○出没注意!?
街のシンボル、フライブルク大聖堂

フライブルクの街のシンボルでもある大聖堂は、ゴシック様式のカトリック教会で700年以上前に建てられましたが、完成するまで300年もかかったそう。もともとは、フライブルクの街の威厳を示すシンボルとして建築されたのだとか。
2006年から2018年までの12年間、改修工事のため塔の先まで足場が組まれ、長らくその雄姿を拝むことは叶いませんでしたが、現在は化粧直しでさらに美しくなったその姿を、すべて見ることができるようになりました。
フライブルク大聖堂のある広場(Der Münsterplatz /ミュンスタープラッツ)は、いつも多くの人でにぎわっています。朝7時半から午後1時半~2時頃まで、日曜日を除く毎日市場が開かれているので、この時間帯は特に人・人・人......。
ドイツでは、屋外でのマスク着用義務はないのですが、さすがにここではマスクの着用が義務になっていました。
大聖堂の内部も無料で入ることができます。
ヨーロッパには歴史ある立派な教会が多いですが、このフライブルク大聖堂も内部が広々として荘厳的。ステンドグラスが素敵だったので、1枚1枚丁寧に見ていきたかったのですが、そんなことをしているときりがないと思い、途中であきらめました(笑)。

ドイツなのにドイツっぽくない場所。そして○○出没注意!?

この町を散策していると、ちょっとドイツっぽくない場所も。
例えば水路が流れる「クライン・ヴェネーディッヒ(Klein Venedig/小さなベネチア)」には、小石を敷き詰めた小道やいくつもの小さな橋、カフェやギャラリー、壁を伝うバラのツルなどが、道に沿って続いていて、名前の通り、どことなくイタリアやフランスの町の路地のような雰囲気を醸し出しています。
フェンスごしに水路をのぞいてみると、何か水の中から顔を出しているモノが!近くでよく見ると......それは巨大なワ、ワニ?!
もちろんホンモノではなく、アートとして水路内に設置された作品だそうで、20年ほど前にベルリン出身の石工アーティストによって作られたもの。頭の部分の大きさは1メートルほど。花崗(かこう)岩でできているのだとか。

今やこのワニくんは、フライブルクのもう一つのシンボルとなり、特に観光でこの町を訪れる人や、子どもたちに大人気。さらにワニがいる水路横のフェンスには、ご丁寧にも『Bitte nicht füttern(エサを与えないでください)』なんて書かれた看板まであって、実にユニーク。

フライブルクを訪れた際は、ぜひワニくんにも会いに行ってあげてくださいね!