目次
実はずっと悩んでいた。第1話の公開を終えて
undefined

実はずっと悩んでいた。第1話の公開を終えて

広島を第1話に選んでよかった、そう思える瞬間は何度もあった。思ったとおり、地元の多くの方たちは海を生活の一部にしていたし、何より「海遊び」が好きな人も多かった。厳島に住む方の家にSUPやカヤックがおいてあることに僕はとても感動した。

また、この企画を始めるにあたり色々な人に「最初は広島から」と説明すると、みんな「広島で海??」という顔をしていたが、その「??」はきっと「!!」に変わるだろう。今回の旅のテーマでもありオーシャナの大切にしていることでもある、「本当の海や水の価値に出逢い直す」ことはつまり、パーセプションチェンジ(認識の変容)を起こすことだ。この作品を読者に届ける前にまさに僕たち取材陣のパーセプションチェンジを感じた。

そして、この旅に娘を同行させて本当によかった。初めての企画で、初めての取材陣での取り組みに、最後まで連れていくかを悩んだが、鍵井さんはじめスタッフたちの大きな協力のもと実現することができた。

きっと、彼女にとって今回の広島は楽しかった思い出。もう少し色々と理解ができるようになったらもう一度歴史を知りなおす旅を一緒にしたいと思う。それでも、慰霊碑などの前では自分から手を合わせ、厳島の階段は駆け上がり、水族館では中に入りたい気持ちが伝わるほどの力で顔を水槽に押し当てる姿には、成長と純粋を感じることができた。また僕にはたくさんの気づきを与えてくれることとなった。

【ニッポンの海と文化 第1話 後記】オーシャナ代表・河本の見た「広島」
(画像=『オーシャナ』より引用)
【ニッポンの海と文化 第1話 後記】オーシャナ代表・河本の見た「広島」
(画像=『オーシャナ』より引用)

次の旅も楽しみだ。ニッポンは豊かな海が豊かな文化を育み、豊かな人を生んでいる。

提供元・oceanα

【関連記事】
DeepdiveDubai(ディープダイブドバイ)体験記 日本人初!世界一深いプールで素潜りした男
「知らない」からはもう卒業、サスティナブルなダイビング器材特集
ゴーストネットってなに?子どもたちへ美しい海を残すためのリサイクル講義
「もしかしてそれって密漁かも!?」弁護士さんに聞いた密漁のアレコレ
ヒルトンが提案する環境に配慮した旅の思い出づくり