登山をしているとすれ違いざまに挨拶することがあると思います。挨拶はおおらかで気持ちのよいものですね。今回はすれ違うときだけでなく、休憩中にも声をかけませんか?といういお話。休憩中に話しかけるのは楽しいだけでなく、安全登山にとても大きな意味があるんです。
山でのあいさつに心和む
山を登っているとき、登山道ですれ違う人と声を交わすことがある。
声を交わすといっても「こんにちは」「ご苦労様です」程度だが。
「こんにちは」は登っている時に、下っている時は登っている人に向けて「ご苦労様」の声をかける。
急登で息が切れているときは声にならないこともあるが、深呼吸も兼ねて「ゴンニジバ」と発する。
初心者の頃はなかなか自分から声を掛けにくいが、ベテランの装いの人から声をかけられるとうれしくなるはずだ。
そしていつしか自分から声をかけるタイミングを計っていることに気が付く。
山は心をやさしく、内向的な自分に積極性をくれる。
休憩中は積極的に話しかける
最近の僕は年齢のせいか休憩所があるとつい、長めに休憩をとってしまう。
タイミングにもよるがそこには大概先客がいる。
そのようなとき僕は、積極的に声を掛けるようにしている(女性には掛けない。変なおじさんになってしまうので)
はじめは「ん?」みたいな顔をされるが、その人の持っている道具について質問すると、快く説明してくれる。
もちろん、自分の欲しいアイテムなら生の声が聞ける絶好のチャンスだ。
道具だけではない。冬山の気を付けるポイントや膝のいたくならない歩き方、近場でおすすめの山など、それぞれが知識をシェアし合うのだ。