大寒の日、”茶懐石 秋吉”。

OECDフランス大使公邸料理人をしていらした秋吉雄一朗さんが、パリに戻り、日本を除く世界で初めての、茶懐石料理店を開店。

ソフトオープニングに招いてくださった。おめでとうございます&大変ご無沙汰していました、秋吉さん&三鈴さん♪

まだ正式オープン前なので、扉横のガラスは養生中。

美しい扉の引き手部分に彫られた瓢箪を眺めながら、秋吉さんの修業先に思いを馳せる。一度でよいから体験してみたい。と、扉が開き、三鈴夫人の笑顔、そして中へと誘われる。

入口に、見事な木彫りの看板。見惚れていると、”高橋さんがお祝いに筆を取ってくださったのです”と。おぉぉ、ほんとだ、高橋英一氏の落款がある。

しばし鑑賞し、ようやく中へ。檜がほのかに香るなか、左手にカウンター、そしてご亭主秋吉さん。でもそちらに向かう前に、つい、右手のテーブルに飾られた器とお花、奥のお軸に目が行ってしまう。

このテーブルは正式オープン後は個室的に利用。ソフトオープンニング中は、秋吉さんの器や茶器コレクションを展示している。固く閉じたカメリアの蕾が、日本の寒椿のように凛とした佇まい。

お軸は、モチーフ美しい和紙の張り合わせに、蓬莱そして不老仙。ありがたいなぁ、じっくり眺めてあやかろう。