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サンパウロの街が誕生した場所
レプブリカ広場からスタート

サンパウロの街が誕生した場所

セントロ(Centro)と呼ばれるサンパウロの旧市街。ここは1554年にイエズス会の宣教師によって最初の教会が建てられた場所、いわばサンパウロの街が誕生した場所でもあります。かつては商業、経済、政治の全てがこの界隈に集中していましたが、20世紀中頃から商業と上流階級の住居がセントロから他の場所へと移行した結果、廃墟が増え、治安が悪化してしまいました。現在では廃墟を文化施設にするなど、治安の改善を狙った様々な取り組みが行われています。セントロ地区に保存されている多くの歴史的建造物を徒歩で辿ってみました。

レプブリカ広場からスタート

スタート地点はレプブリカ広場(Praça da Republica)。地下鉄の赤ライン(Linha Vermelha)と黄色ライン(Linha Amarela)のほか、市バスでもアクセスできます。広場の前を通るイピランガ大通り(Avenida Ipiranga)を横切って、ビンチクアトロ・デ・マイオ通り(Rua 24 de Maio)を直進すると、サンパウロ市立劇場(Teatro Municipal)の茶色い壁が見えてきます。