風呂を1回沸かすと120円弱
東京ガスの過去最高益「3,310億円」とは裏腹に、東京ガスユーザーは、今月(2023年2月)過去最大のガス代になるかもしれない。原料費調整額は「78円/1立方メートル」と先に述べた。これをざっと計算すると、風呂を1回沸かすのに
「120円弱」(※4)
かかることになる。昨年(82円)の1.4倍、一昨年(62円)の2倍弱だ(※2)。ガスを使うのは風呂だけではない。暖房、料理、洗い物。さて、今月はいったいいくらになることやら。暖かい春が待ち遠しい限りである。
【備考・注釈】
ガス料金の計算に政府補助金(30円/立方メートル)は織り込んでいない。
※1 総務省 消費者物価指数 東京都区部2023年1月速報値 ※2 東京ガス 2023年2月検針の場合。昨年・一昨年同月と比較。基準額(基準平均原料価格):その地区の料金表を適用した時点での平均原料価格 ※3 JERA 第3四半期決算説明会資料より ※4[水温(40度-15度)]×[浴槽の水量 200L]÷ ([都市ガス発熱量]11,000kcal×「熱効率 0.8])×([調整単位料金]130.46円+[原料費調整額]78.49円)=118.72円