春の花として日本でもお馴染みのヒヤシンス。
花壇でチューリップと並べて育てている人も多いのではないでしょうか。

そんなポピュラーな花であるヒヤシンスですが、みなさんはその花言葉を知っていますか?
そこには名前の由来となったある美少年が関係しているそうですよ。

今回は、そんなヒヤシンスの花言葉とその由来について見ていきましょう。

ヒヤシンスとは?

ヒヤシンスの花言葉は?その由来は名前の語源でもある美少年にあった!
(画像=『FUNDO』より引用)

ヒヤシンスは、キジカクシ科ツルボ亜科ヒアシンス属の植物です。
球根を持つ多年草として園芸用や観賞用で人気となっており、縦に連なるように花を咲かせる品種として知られています。

特徴

ヒヤシンスは小さな花を連なるように咲かせます。
色は青や紫の他に、赤やピンク、白、黄色といったバリエーション豊かな花となっています。

花弁は6つに裂けて反り返っているような形状をしており、花径は約1.5cm~3cmほど、草丈は約20cm~30cmほどあります。

その存在感たっぷりな花は、見ているだけでも癒されますよね!
また、ヒヤシンスは色が派手なだけでなく、甘くて強い香りを放つことでも知られています。

開花時期

ヒヤシンスの開花時期は3月~4月です。
球根植物で丈夫な花であることなら、地植えなら植えたままでも2年~3年は花が咲きます。

また、鉢植えでも管理をしっかりすれば2年目以降も綺麗に咲かせることができます。

原産

ヒヤシンスは、地中海東部沿岸部を原産地とする植物です。
トルコ、シリア、レバノン、イスラエルなどが主な原産地で、そこからイランやトルクメニスタンまで広く分布しています。

ヒヤシンスは地中海周辺から16世紀頃にヨーロッパに渡り、イギリスなどで品種改良されたものが一時期広まりましたが、それらの品種は現在ほとんど残っていません。
それに対して、18世紀からオランダでも品種改良が進められたのですが、こちらは約2,000種ほど残っています。

日本に渡来したのは江戸時代の後期にあたる1863年のことで、フランスからチューリップと一緒に持ち込まれたのが始まりとされています。

ヒヤシンスの和名

ヒヤシンスの和名は「風信子」「飛信子」「夜香蘭」「錦百合」などです。
風信子と飛信子は音からの当て字で、「ひやしんす」という音にぴったりな漢字が当てられていますね。

夜香蘭はその甘い香りから、錦百合はユリに似た花の姿から付けられたとされています。