大騒ぎしておいて実際のところ肩透かしの結末を迎えたという状況をあらわす「大山鳴動して鼠一匹」。
期待外れとなった、という意味あいで使用されることもあります。
多くのことわざや四字熟語は古代中国の逸話であったり日本で起きたり生活に根付いているものから生まれたのですが、この「大山鳴動して鼠一匹」は異なります。
では、どのようにして生まれた表現なのかをここでは見ていきましょう。
「大山鳴動して鼠一匹」とは

(画像=『FUNDO』より引用)
まずは「大山鳴動して鼠一匹」という言葉の意味合いや用い方を見ていきましょう。
「大山鳴動して鼠一匹」の意味
「大山鳴動して鼠一匹」は、事前には大騒ぎしていたけれど、実際のところを見てみれば、その結果は取るに足らないものだったという意味があります。
取るに足りない結末だった、という意味合いであったり肩透かしとなったという表現で用いられることもあります。
「大山鳴動して鼠一匹」の用い方
「大山鳴動して鼠一匹」は、散々煽っておきながら大した結果にはならなかった際に使用します。
前置きが盛大であるにもかかわらず結果が振るわなかった時などに使用されることもあります。
世間も大事件だと騒ぎ立てるような事案が小さくまとまって結末を迎えてしまった、そんな事件の論評などに日本では用いられる傾向にあります。