旧中山道沿いに建つ「ひなの里」
サテライト会場のうち、特に外せないのは、鴻巣市産業観光館「ひなの里」です。鴻巣駅から徒歩15分ほどで行ける距離です。

(画像=<鴻巣市産業観光館はトイレの表示もお雛様! ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
こちらの産業観光館の展示室には、古いものから新しいものまでさまざまなひな人形が年表に沿って展示されており、さながらミニ博物館!
上述の稀少な鴻巣雛や、享保雛、古今雛、また同市の伝統玩具である赤物なども見ることができます。ちなみに、赤物もまた桐のおがくずを利用して作られており、その製作技術は、2011年に国の重要無形民俗文化財の指定を受けました。
蔵いっぱいのお雛様

(画像=<「ひなの里」の蔵 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
産業観光館の敷地には、明治期に建てられた蔵が残っています。「鴻巣びっくりひな祭り」の間は、この蔵にも多種多様なお雛様が飾られます。質素な裃雛(かみしもびな)から、吊り雛、押絵雛、などなど。私はここで初めて、新生児の大きさがある一番親王を見ました。ちなみに、雛人形のサイズは二番、三番と番号が大きくなるほど小さくなり、通常使われる大きさは九番以上だそうです。

(画像=<艶やかな蔵内展示一部 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
鴻巣市産業観光館「ひなの里」
- 開館時間:9時~17時
- 休館日:水曜日(祝日にあたる場合は翌日)、年末年始
- 入館料:無料
文・写真・冠ゆき/提供元・たびこふれ
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