目次
もうひとつの人形のふるさと、鴻巣(こうのす)
2. 鴻巣びっくりひな祭り
もうひとつの人形のふるさと、鴻巣(こうのす)
同じ埼玉県の岩槻よりも北西、中山道の宿場町であった鴻巣もまた、人形製作約380年の歴史を持つ町です。鴻巣に雛人形製作の技術がどこから来たのかには諸説ありますが、鴻巣がかつて桐製品の産地だったことと、おそらく無関係ではないでしょう。

(画像=<稀少な鴻巣雛 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
鴻巣市は、特に文化文政期(1804~1830年)のころ盛んに作られた「鴻巣雛」のふるさととして有名です。鴻巣雛は、さまざまな小道具を前に配したひとり立ちの人形が黒塗りの台に乗っているもので、現存する数は100点前後と見積もられる今では稀少な人形です。
2. 鴻巣びっくりひな祭り
「鴻巣びっくりひな祭り」は、今年2023年が19回目となる開催で、一番のメインは、日本一高いピラミッドひな壇です。高さ7m31段あるひな壇に所狭しとお雛様が飾られた様子は、見るだけで気持ちを盛り立ててくれる艶やかさ。場所はJR鴻巣駅前のエルミこうのすショッピングモール1階です。

(画像=<2022年のピラミッドひな壇には1,582体のお雛様が飾られました ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
- 場所:エルミこうのすショッピングモール 1階セントラルコート
- 展示期間:2月17日(金)~3月4日(土)
- 展示時間:10:00~21:00(最終日は15:30まで)
- 観覧料:無料

(画像=<マンホールにもお雛様 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)
そのほか市内5か所に点在するサテライト会場でもお雛様の展示(9:00~17:00)を行います。詳しくは公式サイトをご覧ください。