さいごに〜魔女の宅急便のお話
都会育ちの私のニシンに関する記憶といえば、ジブリ映画「魔女の宅急便」のエピソード。
魔女の配達店を始めたばかりのキキが、老婦人に手作りのニシンパイを孫娘のパーティーに配達する依頼を受け悪天候の中苦労して届けたのだけれど 、孫娘は「これ嫌いなのよね」と渋々受け取るシーン。

(画像=『たびこふれ』より引用)
モデルはスウェーデンの町だそうですが、現在の私はどちらの気持ちもリアルに分かるようになりましたよ。強い匂いと独特の味のニシンは大漁で腐りやすい。歴史を知るおばあちゃんには、工夫を重ねた自慢の料理なんだろうな。でも孫世代にとっては「またこれ?臭うじゃん!」って感じなんだろうな。
現在もきっと、あちこちの家庭で似たような風景が繰り広げられている。でも多分、歳を重ねる毎にだんだんニシンが恋しくなってゆくのだ、、、
海の幸をめぐる北の港町の旅、お楽しみいただけましたか?寒さの厳しい季節、皆さまも、栄養のある食事をお心がけくださいね。
ではまた、次の旅路でお会いできることを楽しみにしています。お元気で!
文・写真・原田さゆり/提供元・たびこふれ
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