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買ってはいけない高級時計ブランド
反対に価値が下がらない高級時計の特徴
買ってはいけない高級時計ブランド

勿論、中古価格が低く資産的な価値を見出しにくいブランドのスペックやクオリティが低いという訳では決してありませんが、あくまでも資産的価値という一点を見た場合に購入するべきではないブランドは以下の通りとなります。
買ってはいけない高級時計ブランド①ブライトリング

まずは、ブライトリングです。スポーティーさと洗練されたスタイリングを兼ね備えている腕時計を展開しているブランドであり、アスリートや軍隊といった過酷な状況下で使用するのが想定される人たちからも評価を受けています。
特にパイロット向けのシリーズであるナビタイマーなどは有名であり、男性らしく玄人向けのスペックになっているモデルが多い印象があります。
耐久性や機能性は十二分と言える一方、4年や6年程度のインターバルでオーバーホール修理は必要ですし、並行輸入品の場合にはその修理費用が2倍、デザインの変更が激しい事などが購入を控えるべき理由となっています。
買ってはいけない高級時計ブランド②オメガ

続いては、オメガになります。品質は非常に優れており、かつ腕時計としてのデザインも高いものとなっているので年齢層を限定せず幅広い年代から支持を集めています。
シーマスターやスピードマスターといったように様々な人気シリーズが展開されており、憧れている腕時計のブランドとしてロレックスなどとも並んで名前が上がるほど、知名度の面においては国内だけではなく世界でも知られています。
高級ブランドの中でも割と手ごろな価格のモデルが多い傾向がある中、中古相場はあまり高騰するような面も見られず、再販価格なども低い値段になりがちなので、資産的価値は低くなっています。
買ってはいけない高級時計ブランド③フランク・ミュラー

フランクミュラーは、高級腕時計ブランドとしては割と最近興ったブランドになります。大抵トップブランドはそれ相応の長い歴史がある中、歴史が浅くとも高級ブランドと位置付けられている辺りは凄さがあります。
知名度としても高級とされているだけあって、独特な形状をしているモデルを展開しています。製品価格を見てみると、正規店で販売されているモデルと、全く同じモデルの並行輸入品には、最大で50%もの差があります。
当然並行品の方が値段は低く、こうした差別が大きいために中古価格も高騰するような事はほとんどありません。更に「フランク三浦」というそっくりのブランドの存在などもあって、購入する価値が意義が薄れている面もあるのです。
買ってはいけない高級時計ブランド④タグホイヤー

タグホイヤーも有名ブランドの1つとして位置付けられている事でしょう。シリーズのラインナップも非常に豊富になっており、こちらもオメガなどと同じく年齢層を問わず幅広い年代から支持を受けています。
ラインナップの豊富さから価格帯に関しても広くなっており、これもオメガ等と同様に比較的一般の方も手の届きやすい値段のモデルやシリーズがあります。こういった面もあって、一般人からの認知も高いと言えます。
ですが、この種類の豊富さが仇となって人気が分散してしまっている事、それぞれのモデルの生産本数が多いために1本ずつの価値がそこまで高くなく、リセール価格が低い事などが資産価値の低さにつながっています。
買ってはいけない高級時計ブランド⑤グッチ

グッチと言えば、ファッションブランドとしての知名度の方が高いかもしれません。確かに日本国内においてもグッチ=ファッションアイテムというイメージが強く根付いていますが、実は腕時計も展開しています。
ただ、流石に専門でずっと手掛け続けてきた他ブランドと比べると頭抜けた機能性や価値といった面があるかといわれれば、それは難しい部分があります。ファッションとして楽しむ程度で、資産価値までつながっていないのです。
反対に価値が下がらない高級時計の特徴

ファッションアイテムやブランドそのものが好きであれば、どんなブランドであろうとも好きに使えばいいだけの話ですが、価値の面で言えば上記のブランドは難しいところがあります。では逆に、資産価値が付帯するブランドにはどんな特徴があるのでしょうか?
価値が下がらない高級時計①時計の品質が非常に良い

まず挙げられるのは、時計としての品質が非常に高い事が挙げられます。いかにブランドが有名であるとはいっても、高級ブランドとして高い金額を払っているのはそれ相応に時計自体に機能や実用性があるからこそです。
例えば長く使い続ける事を想定し、困難な状況下でも使え長く相棒のような存在として使い続けられる耐久性、ミリ単位の正確な時間を測れたり、対磁性などといったような様々な性能が優れているのです。
こういった機能的、実用的な面に加えて、文字盤の美しさや薄さ、時計の装飾や使っている素材などに対するこだわりもあります。様々な要素が相まって、高級ブランドといわれるだけの品質が付いているのです。
価値が下がらない高級時計②中古市場が安定している

2つ目は、中古市場の価格が安定して高いままになっている事です。同じ高級なブランドの時計であっても、シリーズの人気度やモデルのレア度具合などによって中古市場の価格には大きな差が生じます。
人気の高いモデルや、そもそも出回っている本数や生産されている本数が少ないモデルというのは当然中古でも高値が付きますし、そうなると資産としての価値が急激に下がるといった事は考えにくいのです。
ブランド側も、この中古価格が下落しないようコントロールをしている部分もあります。生産量を絞ったり、新作を発表する時期を前倒し、または後ろ倒しにしたりして、ブランド自体が中古市場をコントロールしています。
価値が下がらない高級時計③ブランド力がある

ブランド力というのも非常に重要な要素となっています。抽象的に思えるかもしれませんが、長い歴史のある腕時計ブランドというのはそれだけブランド自体にステータスが付加されていて、これをブランド力が高いというのです。
例えば世界三大腕時計ブランドとして知られているヴァシュロンコンスタンタンやオーデマピゲ、パテックフィリップなどは世界トップレベルのブランド力を持っていると言えます。
そうしたブランドの腕時計は、世界の貴族や王族たちにも愛用されている等のエピソードを持っている事も少なくありません。こうした経緯も、ブランド力を押し上げている理由の1つです。