目次
ホームページビルダーのデメリット
デザインテンプレートがほかのサービスと比べると少ない
製品版の利用には費用がかかる
サポート回数に制限がある
複数人で運用することができない
Windows版しか存在しない
ホームページビルダー体験版の注意点

ホームページビルダーのデメリット

ホームページビルダーにもデメリットは存在します。デメリットは下記の5点です。

● デザインテンプレートがほかのサービスと比べると少ない
● 製品版の利用には費用がかかる
● サポート回数に制限がある
● 複数人で運用することができない
● Windows版しか存在しない

それぞれ順番に解説します。

デザインテンプレートがほかのサービスと比べると少ない

ホームページビルダーは、ほかのホームページ作成ソフトと比べると、デザインテンプレートが少ないという特徴があります。ホームページビルダーには、最大352種類のデザインテンプレートが用意されていますが、ソースネクスト社の「ホームページV4」は約400種類あり、オープンソースのため無料で利用できる「WordPress(ワードプレス)」ですと、無料のもので10,000種類以上あるため、ホームページ作成ソフトとしては少ないと言えるでしょう。

また、テンプレートには少し古めのデザインが多いのもデメリットです。ですので、独創性のあるデザインのホームページを作成したい人には若干不向きかもしれません。

製品版の利用には費用がかかる

ホームページビルダーを、無料のお試し版からビジネスプレミアムやスタンダードなどの製品版に切り替えて利用するには、当然のことながら費用がかかります。

ほかのホームページ作成ソフトには、無料で利用できるツールも存在しますが、ホームページビルダーの利用には数万円の費用が発生します。ちなみに、製品版における費用は下記のとおりです。

ホームページビルダー22ビジネスプレミアムスタンダード
通常版パッケージ製品27,000円
(税込 29,700円)
16,000円
(税込 17,600円)
ダウンロード版25,000円
(税込 27,500円)
15,000円
(税込 16,500円)
バージョンアップ版パッケージ製品20,800円
(税込 22,880円)
9,800円
(税込 10,780円)
ダウンロード版20,000円
(税込 22,000円)
9,000円
(税込 9,900円)
アカデミック版パッケージ製品11,800円
(税込 12,980円)

(2023年2月現在)

サポート回数に制限がある

ホームページビルダーは、サポート回数に制限があります。ジャストシステム社のホームページにあるQ&Aには、下記のように記載されています。

● インストール・起動に関するご質問は、製品のサポート終了まで何回でもお問い合わせいただけます。
● 製品の操作やトラブルについてのご質問は2インシデント(2回)まで、無償でお問い合わせいただけます(電話)。通話料はお客様ご負担となります。

つまり製品の操作やトラブルについては、電話で2回までしか対応してもらえません。

「無償でお問い合わせいただけます」となっていますが、通話料は有料となるため、問い合わせ時間が長くなると、通話料もかさみます。

もし無償でトラブル解決したいのであれば、FAQページを参考にして、その範囲で解決する必要があります。

複数人で運用することができない

ホームページビルダーは複数人で運用することができません。ジャストシステム社のホームページにあるQ&Aには、下記のように記載されています。

「一人のお客様が同時に製品を使用しないという条件の場合、その人だけが使用するコンピューター3台までインストールすることができます。」

「その人だけが使用するコンピューター」であるため、基本的に「1人1ライセンス」となります。複数人でホームページビルダーを使いたい場合は、法人向けの「J-License」による利用のほうが適しています。

Windows版しか存在しない

ホームページビルダーはWindows10、Windows8.1のみの対応となります。MacOSのPCでは利用できないため、Macを使用している人は、ほかのホームページ作成ツールを検討する必要があります。

また、Windowsであっても、Microsoft社がサポートを終了している古いWindowsOSにも対応していません。

ホームページビルダー体験版の注意点

ホームページビルダー体験版には、以下の注意点があります。

● デザインテンプレート数に制限がある
● 試用期間が30日間

ホームページビルダーのビジネスプレミアム製品版には、最大352種類のデザインテンプレートが用意されていますが、体験版では1種類のみ利用が可能です。そのため、体験版では、新たにホームページを作り込むというよりは、1種類のデザインテンプレートを使って、基本的な操作方法を確認するといったレベルの利用となります。

また、体験版の試用期間は30日間となっています。30日間を越えると、再インストールしても起動できなくなります。

サブスクリプションサービスのように、試用期間後に自動的に有料となることはなく、ソフト起動時に残りの試用期間日数が表示される点は安心できるでしょう。